お中元商戦に向けて!検索データから読み解くユーザー動向
お世話になった方に感謝の気持ちを込めて贈る「お中元」。一般的な贈答時期は、7月1日から7月15日までですが、西日本では7月15日から8月15日ごろまでと地域差があります。百貨店やスーパーでは毎年6月ごろからお中元コーナーが設置され、本格的な「お中元」商戦が始まります。この時期から、広告施策に活用できる2024年のYahoo!検索のデータを踏まえたユーザー動向を紹介します。
目次
いつ頃から検索される?
キーワード「お中元」「お中元 時期」を例にあげ、2024年6月~8月の検索動向を見ていきます。
これ以降の数値は全てDS.INSIGHTにて抽出

2つのキーワードの検索ボリューム(Yahoo!検索の数値をもとに日本のインターネット人口に合わせた推計値)をもとにグラフ化
キーワード「お中元」「お中元 時期」は、どちらも一般的なお中元の贈答時期とされる7月初旬の1カ月前から、同じような弧を描いて検索数が上昇し、7月1日にピークを迎えています。その後、「お中元 時期」は急速に検索数が減少していく一方で、「お中元」の検索数は8月中旬までなだらかに下降し、7月中旬ごろからは検索数が逆転します。
7月までは、「お中元をいつ贈るべきか」で悩んでいるユーザーが多く、それ以降は「お中元に何を贈るか」を探しているユーザーが多そうです。
どんなキーワードが検索されている?
2024年6月・7月・8月に検索された「お中元」を含むキーワード:上位20

2024年6・7・8月に検索された「お中元」関連のキーワード(共通のものは背景グレー)。
ただし、「お中元×(百貨店名)」「お中元×(ブランド名)」などの固有名詞とお中元の掛け合わせキーワードを除く
2024年6月月から8月に検索されたお中元関連のキーワード上位20を比較すると、約半数は同キーワードという結果になりました。6月には「お中元をいつ贈るか」に関心が寄せられており、7月は「何を贈るか」「お礼はどうするか」に関心が高まり、8月は「いつまでに贈るべきか」「お礼はどうするか」を検索しているユーザーが多いようです。このように、3カ月間の中でもユーザーの関心事が移り変わることを念頭に入れて、広告施策を検討することが重要です。
LP(ランディングページ)でお中元の贈答時期や人気商品、お礼状に関する情報など、一通り触れておく、広告クリエイティブには贈答時期を入れておくなど工夫すると、とユーザーの関心を引くことができそうです。
2024年7月に検索された「お中元」関連の特徴的なキーワード

「お中元」に加えて「贈り物の内容」に関する言葉が含まれる検索キーワード。ただし、固有名詞との掛け合わせキーワードを除く
お中元の贈り物の内容について、何が検索されているかを抽出したところ、「ビール」「アイスクリーム」「ゼリー」といった暑い日に飲みたくなったり、食べたくなったりするものや、「桃」「うなぎ」など、旬の食べ物を候補として考えているユーザーが多いことがわかります。ランクインしている飲食物に加えて、新たな定番となりうるようなものを提案することも得策かもしれません。

「お中元」に加えて「人気」「おすすめ」「ギフト」が含まれる検索キーワードおよび「夏ギフト」関連の検索キーワード。ただし、固有名詞との掛け合わせキーワードを除く
毎年のことであるため、お中元で「何を贈るか」は悩みの種。何を贈るか決まってない場合は、「人気」「おすすめ」「ギフト」というキーワードと一緒に検索されることも多いようです。お中元を「夏ギフト」という言葉で言い換えて探すユーザーも一定数いるため、LPや広告にお中元と夏ギフトの両方の言葉を入れることも検討しましょう。
また、地域名と一緒に検索されるキーワードもランクインしています。お中元の贈り先別で好まれる品物、その土地ならではの贈り物を探しているユーザーの特徴などを分析してみてもよいかもしれません。
【補足】お中元バイトに関するキーワード:月別検索数の推移

お中元時期には、贈り物の内容などのほかにお中元のバイトに関する検索数も上昇します。バイトに関する検索は4月ごろから検索され、6月がピークとなります。こちらについては贈答時期の3カ月前から注目が高まります。求人募集については早めに対策するとよさそうです。
どんなユーザーが検索している?

2024年7月に「お中元」を検索したユーザーについて、その男女割合を見たところ、女性の割合が6割と多くなっています。また、年代別をみると、40代、50代がボリュームゾーンとなっています。広告施策を検討する際には、この傾向も踏まえることが大切です。
「お中元」の検索前後に何が検索される?

期間:2024/01/01〜2024/12/31
「重複ボリューム」とは、入力キーワードと出力キーワードの両方を検索している人数のこと
最後に、「お中元」というキーワードを検索していたユーザーが、その前後にどのようなキーワードを検索しているのかを見ていきます。
最も検索ボリュームが多い「お中元 時期」を検索する前には、「お菓子 ギフト」や「お返しギフト」、また7月にあるイベントである「父の日ギフト」などを検索するユーザーが多いことがわかり、お中元関連の検索をしているユーザーはその前にもギフト関連の検索をしていることを示しています。また、お中元の時期や贈り物内容、お返しについて検索した後は、「暑中お見舞い」や「お歳暮」、「お年賀」などを調べているユーザーが多く、「お中元」について検索しているユーザーはその前後ともにギフト関連の検索をしており、日頃から慣習を重んじ、感謝の気持ちを伝える行事ごとをおろそかにしない傾向が高いといえそうです。
ギフト関連の訴求をする場合には、リピーター獲得の観点からも、これらのユーザー傾向を踏まえておくことが重要でしょう。
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日時: 2025年7月31日(木)15:00~16:00
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お中元商戦はまさにこれからが本番。今回紹介したユーザーの検索傾向を踏まえて、Yahoo!広告を活用して興味関心が高いユーザーに自社のサービスや商品を訴求しましょう。
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