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LINEリサーチ

渋谷のファッションを数字で捉える。アダストリアのLINEリサーチ活用事例

株式会社アダストリア

2019.01.09

株式会社アダストリア 経営統括本部 経営企画室 シニアスペシャリスト 小林章二氏

最先端の流行発信地であり、若者の街でもある渋谷。日本中のトレンド情報が常に集まるこの街に本社を構える株式会社アダストリア(以下、アダストリア)は、「GLOBAL WORK」「LOWRYS FARM」「niko and…」など20以上のブランドを国内外に展開しているファッションブランド企業です。そんなアダストリアが設立した「アダストリア スタイル研究所」は、「時代のカタチをとらえる」をテーマに掲げ、さまざまな視点から世の中のリアルなライフスタイルを研究し、その成果を発信しています。

今回は、アダストリア スタイル研究所の小林氏に「LINEリサーチ」の活用方法についてお話を伺いました。

目的
  • 若年層を対象にしたリサーチを実施したい
  • スマートフォンからの回答に適したリサーチサービスを利用したい
施策
  • 「LINEリサーチ」で「渋谷が好きな10代後半から30代前半のLINEユーザー」へアンケートを配信
効果
  • アンケート開始から2日以内に500件以上の回答を回収
  • 自由記入形式でも雑な回答は見当たらず、良質な回答結果が得られた

渋谷のファッショントレンドを「数字」の視点からリサーチ

アダストリア スタイル研究所が発信している「SHIBUYA WATCHER」は、渋谷のライフスタイルを定点的に観測し、最先端のファッショントレンドをレポートするという企画。2018年2月にアダストリアと渋谷区で締結された「S-SAP協定(シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー協定)」の取り組みの一環として、渋谷のファッショントレンドをアーカイブしていく役割も持ち合わせています。

そんな「SHIBUYA WATCHER」では、トレンドキーワードをピックアップし、そのトレンドキーワードをいち早くコーディネートに取り入れている渋谷の若者たちのスナップ写真と、実際にそのトレンドがどれだけ浸透しているのかを聞いたアンケート調査の結果を公開しています。このアンケート調査に、「LINEリサーチ」が活用されています。

アンケート調査

「SHIBUYA WATCHER」のコンテンツとして、スナップ写真だけではなく、アンケート結果を付け加えた意図について、小林氏はこう語ります。

「『SHIBUYA WATCHER』の企画段階で、渋谷で発見した新しいトレンドの兆しを世の中にレポートとして発信したいという話が出まして、そこでストリートスナップを掲載するコンテンツ案が決まりました。企画を練る中で、街中のオシャレな人のストリートスナップだけではなく、『世の中にはこれだけの人たちがこんなアイテム持っていますよ』『こんなところに興味を持っていますよ』という客観的で定量的な数字の情報を加えることで、読者にトレンドをより身近に感じてもらうことができ、新しいアクションの後押しにもなるのではと思いました」(小林氏)

若年層へ抵抗感なくリーチ。LINEリサーチ導入の理由

「SHIBUYA WATCHER」に掲載するコンテンツとして、渋谷が好きな10代後半~30代前半の若者たちの意見を集めるために選ばれた「LINEリサーチ」。小林氏は、導入した理由を次のように明かします。

小林章二氏

「『LINEリサーチ』導入の理由は、リサーチ対象となる若年層へのリーチに強い点でした。若年層のほとんどがスマートフォンを使いこなし、LINEでコミュニケーションを取っています。スマートフォンでの回答に特化し、若年層をパネルに多く持つ『LINEリサーチ』であれば、若年層にも抵抗感を与えることなくリサーチを実施することができると考え、『LINEリサーチ』を導入しました」(小林氏)

年代別モニター数

利用してわかった「LINEリサーチ」ならではの使いやすさ

実際に「LINEリサーチ」を利用してみた感触について、小林氏は振り返ります。

「渋谷が好きな10代後半~30代前半というターゲットからの回答が、2日以内に500件以上回収できたクイックさには驚きました。また、回答者はスマホでパパッと入力していると思うのですが、オープンアンサー(回答者が自由に文章で記入する質問形式)の結果を見ていても、特に雑な回答はありませんでした。『LINEリサーチ』導入以前は、他社リサーチサービスを使用していたこともあるのですが、他社のサービスで得られる結果と、『LINEリサーチ』で得られる結果とで数字の傾向が大きく異ならないのは、いい意味で差がないなと感じたことです」(小林氏)

小林氏のお話から伺えたのは、若年層に対してもクイックに、他のリサーチサービスと遜色のない回答結果を集めることのできる「LINEリサーチ」の強みでした。

「LINEリサーチ」のUIイメージ

(参考:「LINEリサーチ」のUIイメージ)

他にも、LINEスタッフによるサポートが現場からの評価が高かったと小林氏は語ります。

「今回『LINEリサーチ』を導入して助かったな、と感じたのはLINEのスタッフによるサポートです。いわゆる『DIY型リサーチ』のサービスには珍しく、質問項目のチェック、修正をLINEのスタッフにサポートしていただけたことがありがたかったですね。回答するユーザーの視点や回答画面の見え方という観点から『表現はこう変えたらよいのでは?』というアドバイスをいただけました」(小林氏)

小林章二氏

アダストリアでは、「LINEリサーチ」から得られるリサーチ結果をより有効に活用するため、アンケート結果をクロス集計するなどして、より深いインサイトを得ていきたいそうです。

「リサーチを駆使してトレンドの深層にまで目を向けることで、さらに新しい発見があるかもしれません。その発見を『SHIBUYA WATCHER』に限らず、アダストリアのマーケティング戦略にも活かすことができればと考えています」(小林氏)

  • 本記事の内容は2018年8月公開時点のものです。/文・写真=大木 一真

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