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運用テクニック 公開日:2024.05.20

Yahoo!広告のアカウント権限付与の流れ|権限の種類や変更・削除の方法

Yahoo!広告 検索広告 ディスプレイ広告(運用型) ディスプレイ広告(予約型)

Yahoo!広告のアカウントを編集したり、閲覧したりするには権限を付与してもらう必要があります。

 

この記事では、Yahoo!広告のアカウント権限の種類や付与の流れについて解説します。これから広告担当者になる方や管理者として社員に権限を付与したい方などは、ぜひ参考にしてください。

目次

1. Yahoo!広告の権限付与に必要なこと

Yahoo!広告の権限を広告運用担当の従業員に付与する際には、「Yahoo! JAPANビジネスIDの発行と認証手続き」が必要です。

 

Yahoo! JAPANビジネスIDとは、Yahoo! JAPANが企業向けに提供しているサービスやツールを利用する際に必要となるIDです。企業のお客さまを対象としたID(アカウント)発行・管理システムである「Yahoo!ビジネスマネージャー」と呼ばれるツールより、各従業員につき1つずつ無料で発行可能です。

 

発行されたYahoo! JAPANビジネスIDの「認証手続き」を行い、Yahoo!  JAPAN IDと連携することで、企業向けサービスやツールが利用できるしくみとなっています。セキュリティを強化したログインシステムを採用しているため、より安全性を高めた利用ができます。

 

ビジネスID自体はYahoo! JAPANが発行しますが、従業員のアクセス制限やツールの利用権限設定などは、各企業における管理権限保持者、またはツール管理者が設定します。

 

従業員がビジネスIDを保有している場合は、既存のIDに権限付与をおこないますが、ビジネスIDを保有していない場合は、権限を付与する前にビジネスIDの発行が必要です。

 

Yahoo! JAPANビジネスIDの発行手順は「4.Yahoo!広告の権限を付与する流れ」を参考にしてください。
 

2. Yahoo!広告の全アカウント共通の権限

Yahoo!広告のアカウント権限には「全アカウントに共通する権限」があり、当該権限は下記の2種類です。
 

  • ツール管理権限(ツール管理者)

  • ツール利用権限(ツール利用者)

付与される権限はどちらか一つであり、Yahoo! JAPANビジネスIDの発行時に選択します。

 

なお、他企業で発行されたYahoo! JAPANビジネスIDを持つ従業員の場合、ツール管理権限を付与できません。

2.1. ツール管理権限(ツール管理者)

Yahoo! JAPANビジネスIDで利用するツールの管理権限が設定された従業員(ビジネスID)を、「ツール管理者」と呼びます。ツール管理権限では、保有する全てのアカウントにおいて下記の操作が可能となります。

 

  • 支払い情報の登録

  • 入金手続き

  • ツール利用者の追加

  • 受取口座の登録(法人管理権限を持つ場合)

また、MCCアカウントに紐づけられた他企業のアカウントにおいては、MCCアカウントの権限を持たない従業員に対しても、広告アカウントによって決められた権限が付与されます。(「全て」または「参照のみ」)

 

なお、ツール管理者は1企業あたり999名まで登録できます。
 

2.2. ツール利用権限(ツール利用者)

ツール利用権限では、アカウントの編集や参照をおこなうことができます。アカウントの編集、参照を行うには、当該ツール利用者をアカウントごとに招待する必要があります。


ただし、MCCアカウント(検索広告およびディスプレイ広告において複数のアカウントを束ねるためのエンティティ)の権限を持つ従業員のみ、MCCアカウント配下にある全広告アカウントの参照が可能であり、広告アカウントに許可された権限内での操作が可能です。(「全て」または「参照のみ」)

 

3. Yahoo!広告の各アカウントに付与できる権限の種類

Yahoo!広告には、「アカウント単位で従業員に付与できる権限」があり、当該権限は下記の3種類です。

 

  • 管理権限

  • 登録更新権限

  • 参照権限
     

従業員をアカウントに招待することで、上記のうちいずれかの権限を従業員に付与することができます。
 

3.1. 管理権限

管理権限が付与された従業員は、従業員の管理、編集、参照など、アカウント管理における全ての操作が可能です。


また、アカウントリンク申請および配下にある全ての広告アカウントの参照などが可能です。ただし、広告アカウントで可能な操作は、許可されている操作によって異なります。

3.2. 登録更新権限

登録更新権限が付与された従業員は、アカウントの編集、参照が可能です。

 

また、MCCアカウント配下にある全広告アカウントの参照が可能です。
ただし、広告アカウントで可能な操作は、許可されている操作によって異なります。
 

3.3. 参照権限

参照権限が付与された従業員は、アカウントの参照のみが可能です。

 

また、MCCアカウント配下にある全広告アカウントも参照のみ可能です。

4. Yahoo!広告の権限を付与する流れ

ここでは「招待する従業員がYahoo! JAPANビジネスIDを保有していない場合」と「Yahoo! JAPANビジネスIDを保有後の流れ」に分けて紹介します。

4.1. 権限付与する従業員がYahoo! JAPANビジネスIDを保有していない場合

権限付与する従業員がYahoo! JAPANビジネスIDを保有していない場合、まずはツール管理者がYahoo!ビジネスマネージャーから、従業員のYahoo! JAPANビジネスIDを新規登録します。

 

権限付与する従業員を新規登録する手順は、以下のページをご参照ください。
 

従業員を招待した後、登録したメールアドレス宛に「認証メール」が送られます。

発行されたYahoo! JAPANビジネスIDを利用するには、該当の従業員自身がYahoo! JAPANビジネスIDの認証手続きをおこなう必要があります。

 

認証手続きにおいてYahoo! JAPAN IDとの連携を完了した後、Yahoo!広告の権限付与が可能となります。

4.2. Yahoo! JAPANビジネスIDを保有後の流れ

Yahoo!広告の権限付与は、Yahoo! JAPANビジネスIDを既に保有している、または上記の流れで保有した従業員に対しておこなうことができます。Yahoo!広告の権限を付与する流れは、下記のページをご参照ください。

従業員を招待した後、記入したYahoo! JAPANビジネスIDに登録されているメールアドレス宛に「招待メール」が送られます。従業員本人によって「承諾」することで、Yahoo!広告の権限付与が完了します。なお、招待された従業員は「辞退」することも可能です。

 

招待中の従業員・招待済みの従業員は、権限管理画面から確認することができます。ただし、招待を辞退した従業員は確認できません。

5. Yahoo!広告の招待済みの従業員の権限を変更・削除する方法

Yahoo!広告では、招待済みの従業員の権限を変更または削除することが可能です。招待済み従業員の権限を変更する手順は、以下のページをご参照ください。
 

6. 適切な従業員に権限を付与して広告の管理・運用をしよう

Yahoo!広告では、Yahoo! JAPANビジネスIDを保有する従業員に対して、アカウント単位で権限を付与することができます。ただし、権限を付与された従業員は、広告運用に関する重要な情報の閲覧・操作を行えるようになるため、適切な従業員に権限を付与することが重要です。

 

広告運用に関するお困り事や相談がある際は、下記からお気軽にお問い合わせください。

 

 

また、これからYahoo!広告による広告運用を検討している方は、下記より詳しい資料をダウンロードできますので、ぜひご覧ください。

 

 

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