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Webマーケティング入門 公開日:2021.02.04 更新日:2024.06.28

リスティング広告を自分で運用する方法!準備からメリット・デメリットまで

Yahoo!広告 検索広告

目次

1. リスティング広告(検索広告)を自分で運用するための準備

下図は、リスティング広告の掲載画面をイメージしたものです。

リスティング広告は、ユーザーが検索エンジンに入力したキーワードに連動して表示される広告です。「検索広告」「検索連動型広告」「クリック課金型広告(Pay Per Click:ペイパークリック)」などとも呼ばれます。

 

24時間365日、自動で集客でき、広告費はユーザーのクリック時に発生するため、比較的簡単かつ低予算で出稿できます。大企業から個人店舗、ローカルビジネスを営む人まで導入しやすい仕組みです。

 

下記記事ではリスティング広告の基礎知識を詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
 

リスティング広告を運用する前におこなうべき準備として、下記の4つがポイントになります。

 

●商品・サービスの顧客層を理解する
●広告予算や割けるリソースを確認する
●何をコンバージョンとするかを決める
●ランディングページ(LP)を最適化する

 

それぞれのポイントを確認していきましょう。
 

1.1. 商品・サービスの顧客層を理解する

リスティング広告を効果的に運用するには、取り扱う商品やサービスのターゲット層を事前に把握することが重要です。

 

性別や年齢、地域など、どういったユーザーに広告を配信したいのかを明確にしてから出稿すれば、広告のコンバージョン率(CVR)を向上させることができます。

 

また、さらにコンバージョン率を上げるには、自社商品・サービスのオリジナル性や競合に負けない強みの把握も大切です。

下記には、ターゲットの重要性や設定方法などに関する記事、市場調査の目的や調査方法などに関する記事をそれぞれ記載しています。ぜひ併せてご覧ください。

 

1.2. 広告予算や割けるリソースを確認する

リスティング広告の費用は基本的に前払い制であり、広告主が事前に設定した予算上限に収まるよう自動で調整される仕組みです。そのため、広告を出稿する前に予算額を確認して設定・入金する必要があります。

 

予算の設定は、目標とするクリック単価やコンバージョン数などの具体的な指標をもとにおこなうことが広告効果の向上につながります。予算によって広告運用の戦略方法も変わるため、早めに検討しましょう。

 

また、予算を設定する際には、広告運用に割く人的リソースの確認も必要です。自社で運用するのか、または広告代理店に運用を依頼するのかによっても確保するリソースと費用が異なります。

 

下記記事では、リスティング広告の費用相場や予算の決め方を解説しているので、気になる方はぜひ併せてご覧ください。
 

1.3. 何をコンバージョンとするかを決める

リスティング広告に限らず、Web広告でコンバージョンの設定はとても重要であり、広告運用前に設定するのが一般的です。

 

コンバージョンを事前に設定すると成果の指標が明確になり、広告運用開始後に効果の検証ができ、広告の改善や広告効果の向上に役立ちます。

 

リスティング広告でコンバージョンに設定されやすいユーザー行動は、


・問い合わせ
・資料請求
・商品購入
・会員登録
・アプリのダウンロード


などが挙げられます。

 

下記記事では、コンバージョンの意味や種類、計測方法などを解説しているので、ぜひ参考にしてください。
 

1.4. ランディングページ(LP)を最適化する

効果的な広告を出稿するためには、リスティング広告のリンク先となるランディングページの作成・最適化も重要です。

 

ランディングページとは商品・サービスの訴求や成約に特化したページのことで、一般的にユーザーが広告をクリックした際の誘導先のページとして設定されます。

 

ランディングページの訴求内容やターゲットが広告とずれているとユーザーは離脱してしまいます。反対に、広告とランディングページの関連性を高めることでコンバージョン率や広告効果の向上につながるため、最適なランディングページの用意が大切です。

 

下記記事では、ランディングページの概要や作成方法などをまとめているので、気になる方はぜひ併せてご覧ください。

2. リスティング広告を自分で運用する際に知っておくべきこと

リスティング広告を自分で運用する際、知っておくべき下記3点を紹介します。

 

●着目すべき指標(数値)
●リスティング広告の掲載順位が決まる仕組み
●リスティング広告とSEO対策の併用

2.1. 着目すべき指標(数値)

リスティング広告を運用するにあたって、着目すべき6つの指標を紹介します。それぞれの意味を理解し、効果的な広告運用に役立てましょう。

指標(数値)

意味

CV

(コンバージョン)

広告出稿の最終的な成果を指す
例:問い合わせ、商品購入、アプリのダウンロード など
コンバージョンとは?指標の種類と広告運用でのポイント

CVR

(コンバージョン率)

CVの獲得率を示す数値のこと。Webサイトにアクセスしたユーザーのうち、どのくらいのユーザーがCVに至ったのかを測る


例:100人のユーザーがWebサイトに訪問し、20人のユーザーがCVに到達した場合
CVR=20÷100=20%

CVRとは? 重要性や目安、改善方法、CTRとの違いも紹介

CPA

(コストパーアクション)

顧客獲得単価」ともいわれ、1件あたりのCV獲得にかかった費用のこと。Web広告の費用対効果を測る指標の1つであり、CPAの数値が低いほど広告効果は高くなる
 

例:10万円の費用で広告を運営し、5件のCVを獲得できた場合
CPA=100,000÷5=20,000円 1件のCVにかかった広告費用は2万円

CPAとは? 設定方法や活用するメリット・注意点を解説

CPC

(コストパークリック)

「クリック単価」ともいわれ、1回あたりのクリックにかかった費用のこと。Web広告の費用対効果を測る指標の1つであり、CPCを下げながらCVの向上を目指すことで広告効果を高めることができる
 

例:10万円の費用で広告を運営し、500回クリックされた場合
CPC=100,000÷500=200円 1クリックの獲得にかかった広告費用は200円

>リスティング広告のクリック単価(CPC)とは? 相場や最適化の方法を解説

CTR

(クリック率)

広告がユーザーに表示された回数(=インプレッション数)に対して、クリックされた割合のこと。CTRの高さは、ユーザーの検索意図やニーズと広告内容の関連性が高いことを示す

 

例:100回のインプレッション数に対して、50回クリックされている場合 CTR=50÷100=50%

リスティング広告のクリック率(CTR)の平均値や改善ポイントを解説

CPM

(インプレッション単価)

インプレッション数1000回あたりに対してかかった広告費用のこと。リスティング広告の課金形式の一つである「CPM課金形式」を用いた際の、費用対効果を測る場合に用いる

 

例:10万円の費用で広告を運営し、100万回のインプレッション数を獲得した場合
CPM=100,000÷1,000,000×1,000=100円

>CPMとは? 概要から計算方法、メリット・デメリットまで幅広く紹介

2.2. リスティング広告の掲載順位が決まる仕組み

検索結果によっては1ページに複数のリスティング広告が掲載されるケースがあり、上位に表示されるほどCTRが高くなる傾向にあります。そのため、リスティング広告を運用する際には掲載順位を決定する仕組みの理解が大切です。

 

リスティング広告はオークション形式で入札をおこなっており、検索結果ページにはオークションランクの高い順に掲載される仕組みになっています。オークションランクが低い場合、掲載順位が下がるだけでなく掲載されない可能性もあるので注意しましょう。

 

掲載順位を上げるには、広告の品質向上または入札価格の引き上げによって、広告のオークションランクを上げる必要があります。

「Yahoo!広告 検索広告」における掲載順位の決定方法については、以下をご確認ください。
 

2.3. リスティング広告とSEO対策の併用

より多くのユーザーにアプローチをかけたい場合には、リスティング広告と併用してSEO対策をおこなうことがおすすめです。

 

SEO対策とは、自社のサイトページを自然検索で上位表示させるために、検索エンジンに最適化させることです。自然検索とは、検索結果ページの広告枠より下の枠のことで、ユーザーの検索意図に応じて検索エンジンが高く評価した順に記事が掲載されます。

 

SEO対策は、リスティング広告と異なり費用をかけずに集客できますが、上位表示させるために労力と時間をともなうため即効性は期待できません。

それぞれの特性を理解し、商品に応じてリスティング広告とSEO対策を使い分けて併用すれば、集客の効率化が期待できます。

3. リスティング広告を自分で運用するメリット・デメリット

リスティング広告を自分で運用する代表的なメリットは、広告費を抑えられる点です。広告運用の外注費がかからないため、予算の多くを広告掲載のための費用に充てられます。その他、社内に広告運用に関するデータやノウハウが蓄積するのもメリットです。

 

デメリットは、運用に手間や時間がかかる点です。すべて自社内で対応しなければならないため、広告運用がはじめての場合は教育コストをかけなければなりません。また、広告運用の専任担当者がいない場合は、片手間での広告運用となり効果が出にくい点もデメリットです。

4. リスティング広告を代理店に依頼するメリット・デメリット

リスティング広告は自分で運用する以外に、代理店に依頼する方法もあります。代理店を活用するメリットとして、運用の手間や時間を削減でき、効率よく成果が出せる点が挙げられます。広告運用を専門におこなっている代理店に依頼すれば、最新の運用手法などの情報も入手できます。

 

一方で、代理店に運用代行を依頼することで手数料がかかるデメリットもあります。また、依頼する代理店によっては社内にデータやノウハウが貯まらないケースもあるため注意しましょう。

5. Yahoo!広告 検索広告を自分で運用する方法

ここからは、実際にYahoo!広告を自分で運用する方法をみていきましょう。

 

5.1. Yahoo!広告 検索広告に申し込む

はじめに、Yahoo!広告に申し込み、広告のアカウントを開設しましょう。下記より申し込みができます。

 

 

アカウント開設時には、会社情報とメールアドレスが必要です。SMS認証を利用する場合は、SMSが利用可能なスマートフォンも用意しておきましょう。

 

必要情報を入力して認証とパスワード設定をおこなえば、アカウントの開設は完了です。

 

5.2. 広告管理ツールへログイン

Yahoo! JAPANビジネスIDを取得すると、広告管理ツールにログインできるようになります。取得したIDと設定したパスワードを使ってログインしましょう。広告管理ツールでは、広告の作成や費用の設定などがおこなえます。

 

広告管理ツールへのログインに関しては、以下でも詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。

5.3. 初期設定サービスのサポートを利用する

はじめて広告運用を利用する方や専門家のアドバイスが欲しい方、広告運用のためのリソース確保が難しい方などは、「Yahoo!広告 検索広告 初期設定サービス」の利用がおすすめです。

 

同サービスは、Yahoo!広告 検索広告をはじめて利用する方を対象としたもので、広告出稿までに必要な初期設定をYahoo!広告の専門スタッフにまかせることができます。広告作成も代行してもらえるため、少ない工数で効果の高い広告運用が実現できます。

 

また、すでに他社で出稿している広告に関しても、CSVファイルの共有により同じ内容の広告を簡単にYahoo!広告で出稿できます。Yahoo!広告 検索広告 初期設定サービスの詳細や申し込み方法は下記からご確認いただけます。ぜひ併せてご覧ください。


 

5.4. 広告予算とクリック単価の設定

広告管理ツールにログインしたら、広告予算とクリック単価を設定しましょう。Yahoo!広告では、「キャンペーン予算(日額)」と「広告グループ入札価格」の設定が必要です。

 

キャンペーン予算(日額)は1日あたりの広告予算で、1カ月の予算を30で割って算出します。広告グループ入札価格はクリック単価のことで、1日あたりの広告予算を希望クリック数で割った価格を設定してください。広告予算とクリック単価の設定は、以下でも詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
 

5.5. ターゲット層に合った広告を作成する

Yahoo!広告でリスティング広告(検索広告)を掲載するには、次の4つを設定する必要があります。

 

● キャンペーン名
● 広告グループ名
● 商品やサービスに関するキーワード
● 広告内容

 

キャンペーン名には宣伝したいサービスや商品カテゴリなど、内容がわかりやすい名称を設定しましょう。広告グループ名には、キャンペーン名よりも具体的なサービスや商品の名称を設定します。

 

商品やサービスに関するキーワードは、3つほど入力してください。ユーザーの検索ワードと設定したキーワードの関連性が高いときに、広告が掲載されるようになります。

 

広告内容には、広告名・タイトル・説明文・最終リンク先URLを設定します。広告の作成に関しては、以下でも詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。

5.6. 広告費用を入金する

広告を作成したら、広告費用を入金します。Yahoo!広告は費用をあらかじめ入金しておき、クリックが発生したときにクリックコストが前払金から差し引かれる仕組みになっています。

 

入金にはクレジットカードもしくは銀行振込が利用可能です。広告費用の入金は、以下でも詳しく解説しています。ぜひ併せてご確認ください。

5.7. 広告出稿の結果を確認・分析する

リスティング広告を出稿して1週間程度経過したら、結果の確認と分析をおこないましょう。広告が掲載された回数やクリックされた回数などから、求める成果が得られているか確認します。もし思うような成果が出ていないなら、広告内容の見直し・改善が必要です。

 

広告出稿の結果確認は、以下でも詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
 

6. 自社の事情を踏まえてリスティング広告の運用体制を決めよう

本記事では、リスティング広告を自分で運用するために必要な準備や知識、広告出稿までの具体的な手順などをまとめました。

 

広告効果を得やすくするためには、出稿までの準備が重要です。下記4つを事前に確認しておきましょう。
 

●商品・サービスの顧客層を理解する
●広告予算や割けるリソースを確認する
●何をコンバージョンとするかを決める
●ランディングページ(LP)を最適化する

また、リスティング広告を運用する際は、下記3つに関する知識があると効果的な広告運用の実現に役立ちます。

●着目すべき指標(数値)
●リスティング広告の掲載順位が決まる仕組み
●リスティング広告とSEO対策の併用

広告費用を抑えたい方は自分での運用がおすすめですが、はじめてでやり方がわからない方や専門家のアドバイスが欲しい方は広告代理店や「Yahoo!広告 検索広告 初期設定サービス」の利用も検討してください。

 

自社に合った運用方法を選び、より高い効果を得られる広告運用を目指しましょう。

 

 


 

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