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Webマーケティング入門 公開日:2025.08.29

Yahoo!広告 ディスプレイ広告のターゲティング完全ガイド|種類と効果的な活用法

Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型) ディスプレイ広告(予約型)

インターネット広告を始めたいけれど「どのユーザーに広告を届ければよいのか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。Yahoo!広告 ディスプレイ広告は、多彩なターゲティング機能を備えており、初心者でも効果的に見込み顧客へアプローチできます。

 

本記事では、Yahoo!広告 ディスプレイ広告の特徴と設定可能なターゲティングの種類、さらに初心者が成果を出すための活用ポイントをわかりやすく解説します。

目次

Yahoo!広告 ディスプレイ広告とは

Yahoo!広告 ディスプレイ広告は、Yahoo! JAPANや提携サイトに広告を表示できるインターネット広告(バナー広告)です。テキスト・画像・動画など多様なフォーマットに対応し、ユーザーの興味関心・属性・行動履歴などに基づいて配信されます。そのため、まだ商品やサービスを知らない層にも効果的にリーチでき、認知拡大から購入検討まで幅広い段階をカバーできます。

Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)表示イメージ

Yahoo!広告 ディスプレイ広告の種類

Yahoo!広告 ディスプレイ広告には「運用型」と「予約型」の2種類があります。

Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)

Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)は、関心のありそうな潜在層にアプローチできる広告で、柔軟にターゲティングを設定できます。少額から始められ、費用対効果を重視する広告主に向いています。Yahoo! JAPANおよび、主要提携サイトのコンテンツページを閲覧している、商品やサービスに興味・関心がありそうな潜在層に訴求できます。

Yahoo!広告 ディスプレイ広告(予約型)

Yahoo!広告 ディスプレイ広告(予約型)は、多彩でリッチな広告表現でブランディングに寄与できる広告で、Yahoo! JAPANのトップページやYahoo!ニュースなどのサービスページに、視認性の高い画像広告や動画広告を掲載できます。リッチな表現や大規模な認知施策に向いており、圧倒的な露出で商品やサービスを訴求できます。
※ディスプレイ広告(予約型)は、広告会社・代理店を通してのみ出稿可能な広告です。

Yahoo!広告 ディスプレイ広告で設定できるターゲティング

Yahoo!広告 ディスプレイ広告は、ユーザーの属性、検索履歴、興味関心など、多彩なターゲティングで適切なユーザーに絞り込んで広告を表示できます。潜在的にあなたの商品・サービスに興味がある幅広い層にアプローチできるのが強みです。

広告グループ単位で性別や地域などの条件をあらかじめ指定しておくことで、指定した条件を満たすインターネットユーザーに広告を配信できます。ターゲティングは1種類のみでも、複数を組み合わせても設定できます。

 

なお、ターゲティングを設定する場合には、以下の点にご留意ください。

 

●ターゲティングを設定すると広告の配信対象が絞り込まれるため、広告のインプレッション数が少なくなる可能性があります。
●すべてのターゲティングが未設定の場合、あらゆるインターネットユーザーに配信されます。
●ターゲティングの精度(正確性)はLINEヤフーによって保証されるものではありません。選択した設定やその他の要素によってターゲティングの精度が異なることがあります。また、配信面やその他の要素によってユーザーの識別ができないことにより、設定したターゲティングの対象外となる場合があります。
●以下のターゲティング(行動履歴を利用したターゲティング)を利用した場合、未成年(18歳未満)には広告が配信されません。
 

オーディエンスリストターゲティング

ディスプレイ広告(運用型・予約型)に設定できるターゲティング

ディスプレイ広告(運用型)、ディスプレイ広告(予約型)のいずれも設定できるターゲティングは、以下の通りです。

 

なお、ディスプレイ広告(予約型)では、ターゲティングの設定時にターゲティング掛け率が設定されています。詳しくは以下を参照してください。

 

ターゲティング設定時のvCPMについて 

デバイスターゲティング

デバイスターゲティングでは、広告グループにデバイス(端末)やOS、プラットフォームなどをあらかじめ設定することで、広告の配信先を絞り込めます。

 

機能の詳細は以下のヘルプページをご確認ください。

 

デバイスターゲティングで設定可能な項目
デバイスターゲティングを設定する
デバイスターゲティングの設定(オン/オフ)を一括で変更する

性別ターゲティング

広告を配信するインターネットユーザーの性別を設定します。性別ターゲティングでは、ユーザーの性別を設定して、広告の配信先を絞り込めます。広告グループ単位で、以下の性別から広告を配信するユーザーを選択します。複数選択することも可能です。

性別一覧

•男性:男性に配信します
•女性:女性に配信します
•不明:性別が不明のユーザーに配信します

 

機能の詳細は以下のヘルプページをご確認ください。

 

推定ユーザーについて
性別ターゲティングを設定する
性別ターゲティングの設定(オン/オフ)を一括で変更する(運用型)

年齢ターゲティング

年齢ターゲティングでは、広告を配信するインターネットユーザーの年齢区分を設定して、広告の配信先を絞り込めます。広告グループ単位で、広告の配信対象とするユーザーの年齢区分を以下より選択します。年齢は5歳刻みで設定可能で、複数選択もできます。

年齢区分一覧

● 18歳~19歳
● 20歳~24歳
● 25歳~29歳
● 30歳~34歳
● 35歳~39歳
● 40歳~44歳
● 45歳~49歳
● 50歳~54歳
● 55歳~59歳
● 60歳~64歳
● 65歳~69歳
● 70歳以上
● 不明 ※年齢が不明のユーザーに限定して配信します。


機能の詳細は以下のヘルプページをご確認ください。

 

推定ユーザーについて
年齢による制限が必要な広告の配信制御について
年齢ターゲティングを設定する
年齢ターゲティングの設定(オン/オフ)を一括で変更する(運用型)
 

オーディエンスリストターゲティング

オーディエンスリストターゲティングでは、さまざまな種類のデータソース(オーディエンスソース)を基にしたオーディエンスリスト、または共通オーディエンスリストを広告グループに関連付けることで、リストに含まれるユーザーに広告を配信(または配信除外)します。オーディエンスリストターゲティングで利用するリストには、「オーディエンス」と「共通オーディエンス」の2種類があります。

機能の詳細は以下のヘルプページをご確認ください。

 

オーディエンスリストを利用したターゲティング
共通オーディエンスリストを利用したターゲティング

 

なお、オーディエンスリストターゲティングについては以下の記事でも詳しく紹介しています。ぜひご一読ください。

曜日・時間帯ターゲティング

曜日・時間帯ターゲティングでは、広告グループに曜日・時間帯を設定し、指定した曜日・時間帯にインターネットを利用しているユーザーに限定して広告を表示できます。広告を表示する時間帯は1時間単位で設定できます。また、曜日・時間帯は日本時間を基準としています。

 

機能の詳細は以下のヘルプページをご確認ください。

 

曜日・時間帯ターゲティングを設定する
曜日・時間帯ターゲティングの設定を一括で削除する

地域ターゲティング

地域ターゲティングでは、広告を配信する対象地域を設定し、設定した地域との登録・設定情報、デバイス、利用環境などをもとに、ユーザーのいる場所または関心・関連のある場所を判定し広告を配信します。

 

機能の詳細は以下のヘルプページをご確認ください。

 

対象地域の指定方法
地域ターゲティングを設定する
地域ターゲティングの設定を一括で削除する(運用型)

ディスプレイ広告(運用型)のみに設定できるターゲティング

ディスプレイ広告(運用型)のみに設定できるターゲティングは、以下です。

プレイスメントターゲティング

プレイスメントターゲティングとは、広告グループに広告を配信する、または配信対象外とするWebサイトもしくはアプリを指定することで、広告の配信先を制御できるターゲティング機能です。

 

機能の詳細は以下のヘルプページをご確認ください。

 

プレイスメントターゲティングの概念図
プレイスメントターゲティングの設定の流れ
プレイスメントリストを広告グループに設定する
プレイスメントターゲティングの実績値を確認する

コンテンツキーワードターゲティング

コンテンツキーワードターゲティングは、広告が表示される掲載面を指定するターゲティングの一つです。広告を配信したい、または配信除外したいWebページやアプリのコンテンツ(記事)の内容をキーワードで指定してコンテンツキーワードリストを作成し、広告の配信先を制御します。システムでウェブページやアプリのコンテンツ(記事)を解析し、コンテンツのキーワードを抽出します。広告主が設定したコンテンツキーワードと抽出したキーワードがマッチした場合に広告を配信(配信除外)します。

 

機能の詳細は以下のヘルプページをご確認ください。

 

コンテンツキーワードターゲティングの設定の流れ
コンテンツキーワードリストを広告グループに設定する
コンテンツキーワードターゲティングの実績値を確認する

検索広告で設定できるターゲティングとの違い

Yahoo!広告のディスプレイ広告と検索広告では、設定できるターゲティングの種類や内容が異なります。たとえば、性別や年齢によるターゲティングはディスプレイ広告のみで利用可能です。

 

また、両方の広告でターゲティングを工夫して併用することで、ユーザーへの接触機会をより多く創出できる可能性があります。そのため、広告出稿の目的に応じて、ディスプレイ広告と検索広告を組み合わせて活用することもおすすめです。

 

ディスプレイ広告(運用型)ディスプレイ広告(予約型)検索広告
デバイスターゲティングデバイスターゲティングデバイスターゲティング
曜日・時間帯ターゲティング曜日・時間帯ターゲティング曜日・時間帯ターゲティング
地域ターゲティング地域ターゲティング地域ターゲティング
オーディエンスリストターゲティングWebサイトを訪問したユーザーに広告を配信する(サイトリターゲティング)オーディエンスリストターゲティングWebサイトを訪問したユーザーに広告を配信する(サイトリターゲティング)サイトリターゲティングWebサイトを訪問したユーザーに広告を配信する
広告にアクションを起こしたユーザーに広告を配信する(広告アクションユーザー)広告にアクションを起こしたユーザーに広告を配信する(広告アクションユーザー)
アプリ利用情報を使ってユーザーに広告を配信するアプリ利用情報を使ってユーザーに広告を配信する
性別ターゲティング性別ターゲティング 
年齢ターゲティング年齢ターゲティング 
プレイスメントターゲティング  
コンテンツキーワードターゲティング  

なお、検索広告のターゲティングの詳細は以下よりご確認ください。

 

ターゲティングについて(検索広告)

Yahoo!広告 ディスプレイ広告のターゲティング活用ポイント

Yahoo!広告 ディスプレイ広告におけるターゲティングを効果的に活用するためのポイントを、3つご紹介します。

基本的なターゲティングからはじめる

まず、年齢や性別、地域などシンプルなターゲティングからはじめるのがおすすめです。いきなり複雑な設定を行うと、広告が配信されにくくなったり、分析が難しくなったりすることがあります。小規模な予算でテスト配信を行い、結果を確認しながら改善を重ねていくことが、着実に効果を高める第一歩です。

Yahoo!広告 検索広告と併用する

ディスプレイ広告は「潜在層へのアプローチ」、検索広告は「顕在層へのアプローチ」に強みがあります。両者をうまく組み合わせることで、認知から購買まで幅広い層をカバーできます。そのため、「まずはディスプレイ広告で知ってもらい、その後検索広告で検討層を取り込む」といった流れを意識するとよいでしょう。

スマートターゲティングを活用する

Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)には、配信対象を自動で最適化する「スマートターゲティング」機能があります。配信時の膨大なデータをもとに、コンバージョンにつながる可能性が高いユーザーを自動で特定してくれるため、初心者でも安心して成果を狙いやすくなります。この機能の活用もぜひ検討してみてください。
 

スマートターゲティングの活用方法や利用時の注意点などは、以下より最新情報をご確認ください。


スマートターゲティング
 

また、スマートターゲティングを活用した活用事例については、以下よりご確認ください。

 

Yahoo!広告 ディスプレイ広告のターゲティングで効果を最大化

Yahoo!広告 ディスプレイ広告は、多彩なターゲティング設定によって「届けたい人」に確実にリーチできます。また、検索広告と組み合わせることで、より強力なマーケティング施策が可能です。

 

さらに、Yahoo!広告 ディスプレイ広告では初心者の方でも安心して始められるように、LINEヤフーの専門スタッフが配信に必要な設定を代行するサービスも提供しております。これからディスプレイ広告を始めたい方は、ぜひ活用してみてください。

 

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