老舗の生活雑貨ブランド・中川政七商店は、LINE公式アカウントとデジタル会員証のLINEミニアプリを活用して、店舗とECを横断したCRMを実現しています。

会員登録率は約3倍に向上。2021年比でLINE公式アカウント経由の売上は8倍に成長し、メッセージ配信経由でのEC購買の平均ROASは、665％を記録しています。
 

顧客データを活用し、店舗とECの双方でLTV向上をめざしたい企業におすすめの事例です。

オフィスグリコは、オフィス向けの無人販売サービスです。無人ゆえにユーザーの実態把握が難しいという課題がありましたが、LINEミニアプリの導入によって購買・属性・アンケート情報を一元で取得できるようになりました。

また、商品購入時にバーコードを読み取るだけで利用できる簡便さに加え、クーポン配信やランク制度を組み合わせた体験設計により、ユーザーとのコミュニケーションも活性化しています。

無人販売など「直接接点が少なくユーザー像が見えにくい」ビジネスにとって、参考となる事例です。

長野県で3店舗を展開するヌボー生花店は、紙会員証を廃止してLINEミニアプリのデジタル会員証とランク制度を導入。購入データとLINE公式アカウント配信を組み合わせ、「常連化」を軸に売上拡大を進めました。

その結果、自宅用売上は2019年比3倍、構成比も5割から7割へ増加。6カ月に6回以上来店する常連会員は3.2倍、最上位ランク会員の売上は3.5倍に伸長しています。

既存顧客の深掘りやリピート強化を通じて売上構造を変えたい店舗に役立つ事例です。

北海道北見市で飲食店を展開するアクティブカンパニーは、モバイルオーダーシステムのLINEミニアプリを導入し、注文から会計までをLINE上で完結できる環境を整えました。

たんじろう パルウォーク店では、来店客の約9割がモバイルオーダーを利用し、スタッフ1名分の人件費を削減。LINE公式アカウントの友だち数は北見市人口約11万人の中で1万件を突破しました。また、店舗へのリピーター率も19.4％から40％以上に伸長しています。

省人化とリピーター育成を同時に進めたい飲食店におすすめの事例です。

スターバックスは、ユーザーに気軽にサービスを利用してもらうため、LINEミニアプリ版「LINEスターバックス カード」を導入しました。会員証発行からチャージ、支払い、モバイルオーダーまでをLINE上で完結でき、自社アプリを使わない層にもデジタル接点を広げています。

LINE上での“手軽さ”を入口に、My Starbucksとの連携でStar（スター）や会員情報を一元管理できる継続体験を構築し、発行数は440万にまで成長。ライト層からロイヤル層まで幅広く活用されています。

複数アプリを使い分けながらデジタル接点を拡大したい企業におすすめの事例です。