【LINEミニアプリ】Yahoo!広告による収益化機能を提供開始
2025年7月15日、LINEヤフーはLINEミニアプリを活用する事業者向けに、LINEミニアプリ内で、Yahoo!広告の広告掲載により、アプリ内広告による収益化機能の提供を開始しました。
これにより、希望するLINEミニアプリを運営する事業者は、所定の申請およびサイト審査を経て、タグを設置することで、自社のLINEミニアプリ内にYahoo!広告を掲載し、広告収益を得ることができます。本コラムでは、この取り組みの背景や仕組み、活用が見込まれる業種、そして今後の展望について解説します。
目次
LINEミニアプリとは?自社サービスをLINE上で展開
LINEミニアプリは企業や店舗がLINE上で自社サービスを提供できるアプリプラットフォームです。ユーザーはアプリの追加やダウンロード、会員登録を必要とせず、普段から利用しているLINE上で手軽にサービスを利用できるのが特徴です。2025年6月時点でのリリース実績は24,000件以上、MAU(月間利用者数)は1,400万人を超えています。予約や注文、会員証の提示、行政手続き、イベント受付など、さまざまな業種で幅広く活用されています。
LINEミニアプリで実現する広告収益
LINEミニアプリに新たに追加された広告収益化機能により、事業者は広告の配信状況に応じた広告収益を得ることが可能になりました。
掲載される広告は全てLINEヤフーによる審査を通過したYahoo!広告であり、ユーザーにとって安心安全な利用体験が損なわれることはありません。
また、広告掲載はパートナーの皆さまからの「申請(契約)」と弊社の「審査」を経たのち、広告配信タグを設置してはじめて広告掲載にいたるため、広告掲載を希望しない事業者は従来通りの運営が可能です。
提供するサイズ・フォーマットの最新情報は、随時更新予定の「説明資料」をご確認ください。
LINEミニアプリを運営する事業者向け
ツール(例:割り勘サービス、カレンダー、家計簿、TODOリスト、リマインダー)
エンタメ系コンテンツ(例:動画、ゲーム、マンガ)
情報発信系サービス(例:ブログ、SNS)
ライフスタイル系サービス(例:天気、乗換案内、占い)
上記のようなサービスで導入することも可能です。なお、これらはあくまで一例です。各種ガイドラインに適合すれば、広告掲載が可能です。詳しくは、説明資料をご確認ください。
※LINEミニアプリでの掲載例ではありませんが、参考として、Yahoo!広告を導入しているウェブサイトの事例もあります。各ディスプレイ広告 ネットワークパートナーのサイトをご確認ください。
LINEミニアプリを運営する事業者向け:広告掲載の流れと条件
広告掲載には、以下の3ステップが必要です。
1. 説明資料を確認する
まずは広告掲載に関するガイドラインや注意事項をまとめた資料をご確認ください。
2. Yahoo!広告 ネットワークパートナーに申し込む
広告掲載には、Yahoo!広告 ネットワークパートナーへのお申し込み(ご契約)が必要です。
すでに「Yahoo!広告 ネットワークパートナー」のご契約がある場合は、ステップ3のサイト審査に進んでください
3. Yahoo!広告のサイト審査を受ける
ステップ2の契約後、専用管理画面にログインできます。そこから画面の案内にしたがい、Yahoo!広告のサイト審査を申請してください。サイト審査通過後、広告配信タグを発行いただけます。広告配信タグを皆さまのLINEミニアプリ内に実装いただくことで、広告掲載が可能となります。
広告掲載は認証済LINEミニアプリ、未認証LINEミニアプリのいずれにおいても可能ですが、サービスを提供する地域が日本である必要があります
広告掲載の流れと条件の詳細は「LINEミニアプリに広告を掲載する(LINE Developers)」をご確認ください。
今後の展開
今後、「LINEミニアプリ内での課金機能」「検索性の向上」「LINEミニアプリをよりみつけやすくする導線の強化」など、さらなるアップデートも予定しています。EC・ゲーム・メディア・エンタメ分野など、オンライン領域における活用の幅はますます広がっていく見込みです。
Yahoo!広告の広告主にとっては新たな広告面となり、LINEミニアプリの事業者にとっては収益化手段となり、ユーザーにとっては快適な体験ができる——三者すべてに価値をもたらす進化を続けていきます。
詳しくは、以下の資料「LINEミニアプリへのYahoo!広告の掲載について」をご確認ください。
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