2023年と2026年の比較から見る、ビール3ブランドの認知と利用状況・利用意向
広告・マーケティングに携わる方にとって、自社ブランドがどれくらい浸透しているのか、その状態や変化を把握することは欠かせません。
認知度の変化はブランドとの接点や話題性を、利用状況の増減は商品への満足度や“使い続けたい”と感じる度合いを、利用中止の動きはブランドスイッチの兆しを示します。
今回は、全国20~69歳の男女を対象に「ビールブランド」の浸透度調査を実施しました。聞いた内容は次の3つです。
Q1.認知・利用経験
Q2.今後利用意向
Q3.利用意向の理由
3ブランド、アサヒスーパードライ(アサヒビール)、キリン一番搾り(キリンビール)、ザ・プレミアム・モルツ(サントリー)の2023年と2026年のデータを比較し、認知度・利用状況・利用意向・利用中止の変化を整理しました。
なお、同じ調査結果を用いながら、2026年1月時点の状況をブランド別に比較した記事も公開しています。
▶たった3問でわかる。ビール4ブランドの「いま」と「これから」
まず、今回の調査データから生活者を7つのグループに分けて分析します。
【7つの顧客分類】
①認知なし:そのブランドを知らない人
②利用なし&意向低:知っているが使ったことがなく、今後も使うつもりがあまりない人
③利用なし&意向高:知っていて使ったことはないが、今後使ってみたい人
④利用中止&意向低(離反):以前使ったことがあるが、今後も使うつもりがあまりない人
⑤利用中止&意向高:以前使ったことがあり、また使いたい人
⑥現在利用&意向低:今は使っているが、今後使うつもりはあまりない人
⑦現在利用&意向高(利用継続):今も使っていて、今後も使いたい人
ここからは、各ブランドの傾向を7つの顧客分類を基にLINEリサーチで開発中のダッシュボードで見ていきます。
目次
1. アサヒスーパードライ(アサヒビール): 認知度は安定、利用継続はやや上昇
2. キリン一番搾り(キリンビール):認知度は横ばい、利用継続は3.6ポイント上昇
3. ザ・プレミアム・モルツ(サントリー):認知度はやや減少、利用継続は5.5ポイント上昇
4. 同じ3年間でもこれだけ違う。三者三様の「強さ」のカタチ
時系列でみると、ブランドによって認知度や利用継続、離反の傾向に違いがみられる結果となりました。
アサヒスーパードライ:「現在利用&意向高(利用継続)」の割合は29.4%と3ブランド中トップのスコアでした。認知度も高水準で安定しており、離反が減少傾向にあることからも、多くのファンをがっちりと離さない「ブランド力」がうかがえます。
キリン一番搾り:認知度は横ばいながら、継続利用は3.6ポイント上昇しました。「利用中止&意向高」の割合が4.4ポイント減少しているため、休止者が再度飲用するきっかけがあったのかもしれません。
ザ・プレミアム・モルツ:認知度がやや減少し、継続利用は5.5ポイントの大幅増となりました。一方で離反率は横ばいを維持しており、ファンを増やし定着させる力が強まっているようです。
以下の表は、主な指標の時系列(2023年vs 2026年)の差分をブランド別に一覧化し、比較から読み取れるポイントを整理したものです。
こうした浸透度の推移を定期的に把握することは、ブランドの現在地を知り、次の打ち手を考えるうえで有効な手がかりになるのではないでしょうか。
自社ブランドでも、同じように浸透度調査を実施したいなど、ご要望がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の20歳~69歳の男女
実施時期:2026年1月7日~1月10日
有効回収数:2023年:各1055サンプル、2026年:各1054サンプル
※市場の性年代構成比にあわせて回収
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります
【調査データの引用・転載について】
調査データの引用・転載の際は、必ず「出典:LINEリサーチ」と明記いただけますようお願いいたします。引用・転載先がWebページ(メディア/ブログ等)である場合には、該当ブログ記事のURLをリンクしてご掲載ください。報道関係者様による引用の場合、利用・掲載状況の把握のため報道関係のお客様からのお問い合わせまでご連絡いただけると幸いです。
この調査のアンケートはLINEリサーチのライトコースで実施しました。3問でわかる、ブランドの健康診断。あなたのブランドでも実施してみませんか?
調査のご参考として、全4ブランドの男女別データを無料でご請求いただけます。以下フォームより資料をご請求ください。(法人限定)
※前回の調査(2023年3月)以降に発売された「キリングッドエール」の最新調査結果もあわせて収録しています。
LINEリサーチについて
LINEリサーチはLINEヤフー株式会社が提供するマーケティングリサーチサービスです。みんなが使うLINEだから『若年からシニアまで、一般的な人にアンケートができる』ため、本記事のようなブランドの浸透度調査に最適です。
今回は、「ビール」についての調査をLINEリサーチ ライトコースで実施しました。別カテゴリで実施をしてみたい、自社製品で実施してみたいなどご要望がありましたらお気軽にご相談ください。
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