年末年始に検索するユーザーを逃さない!年代別に見る「おせち」と「福袋」のニーズとは?
クリスマスが終わると、途端にお休みモードに入る人も多いのではないでしょうか。クリスマス以降のユーザーの検索動向を見てみると、年末年始の休暇時期にも関わらず、検索が急増するキーワードが存在します。
本稿では、年末年始に特に検索需要が高まる「おせち」と「福袋」に注目し、年代別の検索傾向から年末年始商戦を成功させるヒントをご紹介します。
これ以降の数値は全てDS.INSIGHTにて抽出(2025年11月25日時点)
目次
キーワード「おせち」「福袋」の検索動向
キーワード「おせち」「福袋」:日別検索数の推移
2024年12月~2025年1月の検索動向
該当キーワードの検索ボリューム(Yahoo!検索の数値をもとに日本のインターネット人口に合わせた推計値)をもとにグラフ化
大晦日にピークを迎える「おせち」の検索
元旦から三が日にかけて食べるのが一般的なおせち。地域や家庭によっては、大晦日から食べるところもあるようです。検索動向を見ると、キーワード「おせち」は12月下旬から徐々に検索数が増加。12月31日(大晦日)にピークを迎え、その後は急激に検索数が減少します。
2025年1月下旬に検索された「おせち」を含むキーワード:上位10
2025年1月20日~1月26日の検索動向
「おせち×(メーカー名)」「おせち×(ブランド名)」「おせち×(百貨店名)」などの固有名詞とおせちの掛け合わせキーワードを除く
興味深いのは、1月20日頃に「おせち」の検索数に小さい波が現れる点です。このあたりの検索キーワードを見てみると、それまでランキングに入っていなかった、「おせち 在庫処分」や「半額 おせち」などのキーワードが検索されており、セール情報を探しているユーザーが出てくることがわかります。おせちに関しては、年末の検索ピーク後もこのような検索需要が存在するため、年末年始に限らず、1月中旬まで見越した広告設計も有効といえるでしょう。
「福袋」は元日に検索がピーク
キーワード「福袋」は 元日(1月1日)に最大の検索ピークを迎えますが、上図のグラフの通り12月に検索数が高まる小さな波が複数発生しています。
年末年始に検索された「福袋」を含むキーワード:上位10
2024年12月2日~2025年1月5日の検索動向
「福袋×(メーカー名)」「福袋×(ブランド名)」「福袋×(百貨店名)」などの固有名詞とおせちの掛け合わせキーワードを除く
上記2週間ごとの検索ランキングからも分かるように、12月前半には「福袋 2025 人気」「お得な福袋 ランキング」など、どのような福袋があるのか、買いたい福袋の候補を広げるため、比較検討しているようなキーワードが多く見られます。さらに12月中旬になると、「福袋 2025」「福袋 2025 予約」などのキーワードが増え、購入を前提とした予約の有無、中身や詳細を確認しているフェーズに入っていることがうかがえます。それ以降は、「ゴルフ」「文房具」など具体的な商品名も入ってきており、最終的にどれを買うか判断したい気持ちが検索キーワードにも表れているようです。
このように、福袋に関してはユーザーの気持ちが段階的に変化していますが、購買直前の意思決定フェーズでの購入が最も多いため、このタイミングで商品やサービスの訴求ができているかどうかがカギとなります。
年代別にみるキーワード「おせち」「福袋」の検索動向
年末年始に検索された「おせち」を含むキーワード:年代別上位5
024年12月30日~2025年1月5日の検索動向
「おせち×(メーカー名)」「おせち×(ブランド名)」「おせち×(百貨店名)」などの固有名詞とおせちの掛け合わせキーワードを除く
ユーザーの年代別で「おせち」の検索傾向を見ると、検索内容は年代によって異なり、10代〜30代では「おせち 意味」「おせち いつ食べる」など、文化的な背景やマナーに関する検索が多く見られます。SNS投稿や実家での年越しに備えて、正確な情報が知りたいというニーズがうかがえます。
一方、40代〜70代では、「おせち 手作り」「おせち料理」「海老のうま煮」といった、おせちの具体的な作り方や準備に関するキーワードが上位にランクインしています。年齢を重ねて、ユーザーが家族や親戚をもてなす立場となり、調理方法やレシピを探していると考えられます。また、60代以降では前述の調理やレシピに加えて、「おせち 2025 ランキング」など、購入を前提とした比較検討ワードも見られ、“手作り”と“購入”のどちらにも関心を寄せていることがわかります。
年末年始に検索された「福袋」を含むキーワード:年代別上位5
024年12月30日~2025年1月5日の検索動向
「福袋×(メーカー名)」「福袋×(ブランド名)」「福袋×(百貨店名)」などの固有名詞とおせちの掛け合わせキーワードを除く
同じく年代別で「福袋」の検索傾向を見ると、検索されたキーワードはより具体的で、10代〜20代では「コスメ 福袋2025」など、具体的なカテゴリーにおいて欲しい福袋を絞り込んでいる様子が読み取れます。また30代では具体的なカテゴリーが入っておらず、幅広くどのような福袋が入っているかを探している傾向があるようです。
一方40代以上では、「おせち 福袋」「福袋 2025 食品」などの実用性を重視したキーワードが多く、生活に根ざしたニーズがうかがえます。福袋を検索しているユーザーの多くは、購買直前の意思決定支援のフェーズにあると考えられるため、このタイミングでの訴求がそのまま購入につながる可能性が高く、商品やサービスの訴求は集中的に実施するのが効果的といえるでしょう。
「おせち」「福袋」の検索ピークタイムを逃さない!
年末年始の休暇期間中こそ、検索行動が活発になるといえる、「おせち」「福袋」の検索。休みの時間を生かして情報を探し、じっくり比較・検討しているユーザーが多数存在することを踏まえた的確な訴求をすることが重要です。
検索データから分かるのは、ユーザーの行動は明確なタイミングで変化しているということです。この変化を適切にとらえることで、ユーザーの検索意図や検索タイミングの両面から最適な広告を届けられるようになります。年末年始の商戦で確実な成果を上げるために、Yahoo!広告 検索広告とYahoo!広告 ディスプレイ広告を組み合わせた戦略設計が効果的です。
顕在層の獲得におすすめ!「Yahoo!広告 検索広告」
おせちや福袋に関する情報を探しているユーザーに対して、関連する自社サービスや商品を訴求する場合におすすめなのが、Yahoo!広告 検索広告。Yahoo! JAPANでの検索キーワードに応じて、検索結果ページに広告が配信できるため、年末年始のタイミングで、これらの情報収集をしている感度の高いユーザーの集客施策として効果的です。
潜在層の獲得におすすめ!「Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)」
検索広告に加えて、併用しての活用がおすすめなのが、Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)。
ユーザーがニュースや情報を閲覧しているタイミングで、画像や動画付きで広告を表示できるため、文字だけでは伝わりづらい自社サービスや商品の魅力を、直感的に幅広いユーザーにアピールできます。年末年始のタイミングで、まずは「おせち」「福袋」に興味関心が高い層への認知アップに単発利用するのもおすすめです。
年末年始は、検索ボリュームの短期集中が発生する“検索の繁忙期”です。特に「おせち」「福袋」といった季節性の高いキーワードは、そのタイミングで広告によって接触できるかどうかが勝敗を分けるといえるでしょう。
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