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2024.01.24
総面積の約60%が農用地の北海道士幌町は、十勝地方にある「しほろ牛」と「じゃがいも」が名産の自然豊かな町です。夏場はカラッと過ごしやすい反面、冬場は気温がマイナス20度と低く、道内では積雪量は少ないものの路面はいつでも凍結しているような、十勝平野ならではの気候です。そんな士幌町では、町民がわざわざ外出せずともLINE公式アカウント上から住民票の写し、印鑑登録証明書などの証明書の発行申請ができます。申請に必要な本人確認は、マイナンバーカードをスマホで読み取るLINE 公的個人認証サービス(JPKI)を活用しています。
町民から開庁時間以外にも証明書の発行を申請したいという声が上がっていました。特に冬の時期は、寒さや路面凍結で外出も一苦労する地域のため、自宅で申請ができれば町民の利便性が向上すると考えました。そこで士幌町ではLINE公式アカウントで、本人確認から発行手数料の支払いがワンストップで実施できるLINE 公的個人認証サービス(JPKI)を採用しました。LINE 公的個人認証サービス(JPKI)はマイナンバーカードを読み取り、スピーディに本人確認が完了します。サービス導入により町民の利便性が向上したことはもちろん、来庁者への申請書類の案内や、本人確認書類の目視チェックに時間をかけていた職員の負担削減にも繋がりました。
採用の決め手は2つです。1つはLINEで完結できることです。オンラインで本人確認を実施するためだけに、本人確認専用アプリケーションをダウンロードすることは、町民にとって手間だと考えました。LINEであれば、殆どの方が利用しているアプリケーションなので、その手間は発生しません。普段ご利用されているLINEで、士幌町のLINE公式アカウントを追加していただければ簡単に証明書の申請ができます。
2つ目は採用しやすい料金プランであることです。公的証明書の発行にコンビニエンスストア交付も検討しましたが、町内には全部で5件しかコンビニがなく、最寄りまで車で10分かかる町民も多くいます。町の人口規模を考えると費用負担が大きく、コンビニ交付の採用を見送っていました。一方、LINE 公的個人認証サービス(JPKI)であれば、人口プランに応じた料金プランで費用面のハードルが下がったこと、多くの方が利用するLINEで申請できる点が採用の決め手でした。
・LINEとマイナンバーカードだけで申請できるので簡単で便利・24時間365日いつでもどこでも申請できるのがすごい・本人確認の結果が即時に反映するため待たないところが良い・外に出なくても証明書が取得できるのでありがたいなどポジティブなお声をたくさんいただいております。
士幌町のLINE公式アカウントからメッセージ配信でお知らせしました。具体的にはリッチメッセージを配信、詳細はリッチメッセージをクリックしていただくとご確認いただけます。
あわせて、来庁した町民に次回以降LINEで申請してもらえるように、町役場内にポスターやチラシ、三角POPを掲示しました。利用促進の画像素材はLINE JPKIの担当者が無料で作成してくれたのは有難かったです。
窓口申請の場合、申請書類の案内、書類の確認と修正を行った上で証明書を発行しますので、申請1件あたり約5分~10分かかります。証明書発行以外の手続きも含めて3人の職員が順番に対応するため、しばしば来庁者をお待たせしている状況でした。LINEでの申請を導入した後は、職員は空いた時間に申請情報を確認、管理システムにて申請処理を実施します。来庁者をお待たせしてしまっているという心理的負担やミスの軽減に繋がっていると感じています。
オンラインで行政手続きを行うことは、町民にとってハードルが高く利用されないのが懸念でした。しかし日常生活で慣れ親しんだLINEで手続きが完結することは、町民も利用しやすく、また職員もご案内しやすいです。さらには町のLINE公式アカウントの友だち数増加にも繋がったことも採用メリットの1つです。コンビニ交付の実現が難しい中、マイナンバーカードの利便性を町民の方々に実感していただく第一歩になったのではと感じています。
ありがとうございました
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