ログイン
共通機能
コミュニケーション
広告
販促
Connect One
お気軽にご相談ください
新規サービス導入・アカウント開設についてお困りの際はお気軽にお問い合わせください
2021.10.22
エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ株式会社 電子書籍事業部 販売推進グループ長 坪井茂昭氏
業界最大規模の品揃えを誇る電子書籍配信サイト「コミックシーモア」は、LINE広告やLINE公式アカウントをはじめ、LINEのさまざまなサービスをマーケティングに活用しています。同サイトの運営会社であるエヌ・ティ・ティ・ソルマーレ株式会社(以下、ソルマーレ)の坪井茂昭氏に、デジタルマーケティングの中心としてLINEを活用する理由や得られた成果などについて話を聞きました。
ソルマーレが運営するコミックシーモアは、2003年にサービス提供を開始した電子書籍配信サイトです。各出版社が発行する漫画やライトノベル、小説などの電子化作品を幅広く取り扱うほか、自社レーベルのオリジナル作品も多数配信しています。そのラインナップは業界最大級で、ユーザーはコミック約50万冊を含む、約84万冊(2021年9月末時点)をいつでも好きなときに読むことができます。
同サイトのデジタルマーケティング戦略には、3本の柱があります。
1つ目は「認知・ブランディング」です。テレビCMやWeb動画をはじめとするマスメディアを活用して、広くコミックシーモアをPRしています。オリジナルコミックのメディア化にも積極的に取り組んでおり、これまで『私の家政夫ナギサさん』(原作『家政夫のナギサさん』)『この男は人生最大の過ちです』など5作品がドラマ化され、話題となりました。
2つ目は「新規顧客獲得」です。LINE広告のほか、SNS広告、リスティング広告、アドネットワークを駆使して広告を配信し、新規ユーザーの獲得を行っています。
3つ目は、「来訪促進」です。本棚アプリ*のプッシュ通知やメルマガを活用してユーザーに有益な情報を届け、サイトへの来訪を促進。サイト内ではユーザーの嗜好に合わせたレコメンドや、「1巻無料」といったお得なキャンペーン情報を訴求するなどして、継続的にサービスを利用してもらえるよう工夫を行っています。
本棚アプリ…インターネット接続なしの環境でも作品を読めるように、ダウンロードした作品を格納する同社の自社アプリ
そして、2018年2月にLINE公式アカウントを開設し、これらのデジタルマーケティング施策の中心に据えました。
「それまでユーザーとのコミュニケーションにはメルマガを使用していましたが、徐々に開封率が下がり、課題に感じていました。LINEは8,900万人(2021年6月末時点)の月間利用者数を誇り、毎日利用するユーザーも多いことから、今後、弊社にとって重要なコミュニケーションツールになると思い、導入を決めました」(坪井氏)
現在、認知から購買、CRMまでフルファネルでLINEを活用しているコミックシーモアは、「新規顧客獲得」の領域でLINE広告を運用しています。静止画、動画、カルーセルなどの複数のフォーマットに合わせて、より作品の魅力が伝わりやすいクリエイティブを制作。配信頻度やセグメント設定なども変えて、効果の検証・改善を繰り返しています。
「LINE広告のKPIは、『新規初課金』に設定しています。バナーからサイトに誘導し、興味関心から購入まで一気につなげるのが狙いです。結論から言うと、他のSNS広告と比較して、LINE経由で獲得できたユーザーのARPU(ユーザー1人当たりの売上金額)は、平均1.2倍を記録しています」(坪井氏)
LINE広告で質の高いユーザーを獲得できているのは、ターゲティングにおける工夫が大きいようです。年齢、性別、興味・関心などでセグメントを設定するほか、自社で保有する高LTVユーザーや初課金ユーザーのデータを基にした類似配信、LINE公式アカウントで配信したメッセージのクリックデータをターゲティングに活用するなどして、LINE広告の配信効果を高めています。
「LINEの広告配信やメッセージ配信における基本スタンスは、最初からターゲットを絞り込むのではなく、広くリーチさせて反響があった属性にターゲットを寄せていくというものです。今後は、若年齢層の女性に人気の特定ジャンルに着目して、そのジャンルが好きそうなユーザーに向けて集中的に広告配信することも検討しています」(坪井氏)
コミックシーモアはLINE公式アカウントのKPIを、配信メッセージに対するユーザーのクリック率に設定しています。さらに「LINE経由で流入したユーザーの売り上げも重視している」と坪井氏は話します。
「マーケティングで最終的に重要になるのは、やはり費用対効果です。そのため、旧LINE@からLINE公式アカウントへの移行に伴いメッセージ配信が従量課金制になったときは、運用に苦心しました。メルマガよりも配信単価がかなり高くなってしまったためです。
しかし、ユーザーと長期的に良好な関係を築いていくためにLINEの活用は欠かせないと考え、2020年8月からは代理店と連携して、LINE公式アカウントの効率的な運用に取り組んでいます。ここ1年は、LINE経由の新規獲得で一定の成果をあげられているので、今後は既存ユーザーのARPUを上げることを目指したいと思います」(坪井氏)
さらに、コミックシーモアはID連携にも注力しています。サイト会員登録の際、ソーシャルログインを活用してLINEで手軽にログインできるようにしたり、ID連携のメリットや特典をユーザーに訴求するために専用のLPを設けています。
ID連携ユーザーに対しては、会員属性や課金状況などのデータを元にセグメント配信を実施。これが「大きな売り上げアップにつながっている」と坪井氏は語ります。
「友だち全員への一斉配信と比べて、ID連携ユーザーへのセグメント配信はCTR(クリック率)で約337%、CVR(コンバーション率)で約167%も効果が高いことを確認しています。また、一時的に費用対効果が逆転していたメルマガと比較しても、現在、CTRは約250%、CV数は約142%、ARPUは約180%と、さまざまな指標でLINE公式アカウントがメルマガを圧倒しています」(坪井氏)
また、LINE公式アカウントのリッチメニューからのサイト流入率の高さにも注目していると坪井氏。
「コミックシーモアのサイトを来訪する全ユーザーの10%以上が、リッチメニュー経由での流入です。Webサービスという性質上、日常的に来訪いただくのが難しいという課題を、アクティブ率の高いLINE内のリッチメニューが補完し、『来訪促進』につながっています。サイト利用の入り口を広げるところから、その中における売り上げアップまで、LINE公式アカウントが大変有効に機能していると考えています」(坪井氏)
2020年12月には、メインユーザーである女性をターゲットにテレビCMの認知向上を目指し、CM放映タイミングに合わせてTalk Head Viewを実施。さらに、LINE広告の友だち追加とダイレクトスタンプ*1 にも出稿して、そこから新規の友だち集客を行いました。年末シーズンの盛り上がりもあり、結果として、Talk Head Viewは日本の女性人口の50%を超える3,500万人以上にリーチで*2、リーチ単価は約0.7円。友だち追加とダイレクトスタンプの施策では、7.2万人の友だちの獲得につながりました。
1 ダイレクトスタンプ…LINEの広告枠から直接スタンプのダウンロードページに遷移できるLINEプロモーションスタンプのメニューの1つ
2 男女別人口(2021年4月平成27年国勢調査を基準とする推計値、2021年9月概算値)より算出
「Talk Head Viewは、それ単体でも爆発的なリーチが魅力のサービスです。しかし、同時期に複数サービスに出稿することで、LINEスタンプをフックにしたサイトへの訪問、Talk Head Viewの動画閲覧などの効果もあり、この時期に会員が大幅に増加したことに大変驚きました」(坪井氏)
その後、2021年3月にはスポンサードスタンプ*の配信も実施。ダウンロード数162.1万人、有効友だち数58.3万人、新規友だち率90.7%と高い成果が出ました。
スポンサードスタンプ…スタンプショップに掲載され、さまざまな属性のユーザーへのリーチが見込めるLINEプロモーションスタンプのメニューの1つ
一連のLINEを活用したマーケティング施策が功を奏し、コミックシーモアのLINE公式アカウント経由のLTVは前年比で約117%アップを記録。今後のLINE活用について、坪井氏は次のように語ります。
「LINEは多彩な法人向けサービスを備えながらも、それらの中心となるLINE公式アカウントは他のツールと違って自由度が高く、リッチな情報をお届けできるのが強みです。ID連携でも上々の成果が出ているので、さらに活用度を高めてユーザー1人ひとりの行動や趣味趣向に合わせたOne to Oneマーケティングを実施していきたいと思います。
また、LINEプロモーションスタンプを積極的に活用したり、他メディアと連動したりしながら、単に漫画作品を提供するだけではなく、もっとワクワクするような情報をユーザーに届けていきたい。これからもデジタルマーケティングの要として、LINEを活用していきます」(坪井氏)
(公開:2021年10月/取材・文:相澤良晃、写真:中村宗徳)
※本記事内の数値や画像、役職などの情報はすべて取材時点のものです
※LINE活用の成果に関する数値は、すべてソルマーレ調べです
今日からはじめる!LINEヤフー広告 ディスプレイ広告(運用型) LINEヤフー広告 ディスプレイ広告がはじめての方向けに、特徴、仕組みや費用について紹介します。 無料ダウンロード LINEヤフー広告 クリエイティブガイド LINEヤフー広告のクリエイティブにおける、定番表現から最新トレンドまで、詳しく紹介します。 無料ダウンロード
“必要になるその日”に選ばれるために。インストリーム広告で再購入意向を高めたパナソニックの取り組み
来訪者数10倍・CPA50%削減を実現。検索広告×ディスプレイ広告で成長したノベルティー通販サイトの舞台裏
検索広告の約1/7のクリック単価で同水準のCPAを実現。家電修理サービスがディスプレイ広告で顧客を増やした方法