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Webマーケティング入門 公開日:2026.09.14

インストリーム広告とは? 種類やメリット、費用、出稿方法を解説

LINEヤフー広告

インストリーム広告とは、動画コンテンツの再生前後や途中に流れる動画広告のことです。

 

動画本編と同じ画面に表示されるためやすく、商品・サービスの紹介から、ブランド認知の拡大、サイトへの誘導まで、幅広い目的で活用されています。

 

この記事では、インストリーム広告の種類や費用、特徴などの基礎知識をわかりやすく解説します。あわせて、どのような目的で活用できるのか、出稿までの流れについても紹介します。

目次

インストリーム広告とは?

インストリーム広告とは、動画コンテンツの再生前、途中、再生後に流れる動画広告のことです。主に動画配信サービスなどの動画コンテンツ内に配信されます。

 

「インストリーム」は直訳すると「流れの中」という意味で、動画コンテンツの流れの中で再生される広告のため、「インストリーム広告」と呼ばれています。

 

広告の形式は
● 一定時間後にスキップできるもの
● 途中でスキップできないもの
● 数秒程度の短いもの
などがあり、目的に応じて使い分けられています。



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インストリーム広告とアウトストリーム広告の違い

インストリーム広告と対となるのが、「アウトストリーム広告」です。大きな違いは「動画プレーヤーの内側に表示されるか、外側に表示されるか」にあります。

広告の表示場所と再生方法の違い

インストリーム広告が表示されるのは、動画コンテンツの中です。動画本編の再生と連動して、広告の再生が始まります。

 

一方、アウトストリーム広告は、Webサイトのバナーやアプリのフィードなどに表示される動画広告です。多くの場合、ユーザーがページをスクロールし、広告が画面内に入ったタイミングで再生されます。

ユーザーの視聴体験の違い

インストリーム広告の強みは、すでに動画を視聴しているユーザーに広告を届けられるため、映像や音声による訴求が受け入れられやすい点です。一方、動画本編を一時的に中断するため、ユーザーによっては煩わしいと感じられることもあります。

 

アウトストリーム広告は、動画本編を中断しないため、ユーザーの視聴を妨げにくいのが特徴です。ただし、音声なしで再生されたり、そのままスクロールされたりすることがあるため、訴求したい内容を伝えきれない可能性があります。

 

注目を集めやすい一方で動画本編の視聴体験に影響があるインストリーム広告と、視聴を妨げにくいものの動画が視聴されにくいアウトストリーム広告。この違いを踏まえ、広告の目的に応じて選ぶことになります。

向いている広告目的と使い分け

インストリーム広告は、ブランドの認知を広げたいときや、映像を使って商品・サービスの特徴を伝えたいときに適しています。広告内にリンクや行動喚起の導線を設置すると、サイト訪問や申し込みにもつなげられます。

 

一方、アウトストリーム広告が得意とするのは、動画コンテンツを視聴していないユーザーも含めた接触機会の拡大です。Web上で幅広く広告を届けたい場合に適しています。

 

両方を併用し、インストリーム広告で商品を印象付け、アウトストリーム広告で接触機会を増やす方法も考えられます。

インストリーム広告の種類

インストリーム広告にはいくつかの種類があり、スキップの可否や動画の長さによって整理できます。代表的な形式は、スキップ可能な広告とスキップ不可の広告です。

スキップ可能なインストリーム広告

広告の再生開始から一定時間が経過すると、ユーザーがスキップできる形式です。ユーザー自身が広告を見続けるかどうかを選択できるのが特徴で、商品やサービスの詳しい説明やWebサイトへの誘導に活用されます。

 

課金の仕組みは広告サービスによって異なり、ユーザーが所定の時間に達するまで視聴した場合や、広告に対する操作を行った場合に費用が発生します。

 

伝えたい内容が再生される前にスキップされる可能性があるため、商品名やユーザーにとってのメリットは、動画の後半ではなく冒頭に置くのがポイントです。

スキップ不可のインストリーム広告

ユーザーが途中でスキップできない広告形式です。動画の最後までメッセージを伝えたいときや、新商品・キャンペーンの認知を広げたいときに活用されます。

 

ただし、スキップできない場合でも、必ずしも広告を注視してもらえるとは限りません。広告が長すぎると、画面を閉じたり、動画本編の視聴をやめたりするユーザーも出てきます。

 

メッセージを1つに絞り、短時間で理解できる構成にするのが基本です。

バンパー広告

バンパー広告は、一部の広告サービスで提供されている、6秒以下のスキップ不可広告です。ブランド名や商品の特徴を端的に伝える場合に活用されます。

 

長い動画広告を見たユーザーへの再接触や、複数の短い広告を順番に配信する施策にも利用できます。

 

6秒の中に商品の特徴を全て詰め込むのではなく、「商品名を覚えてもらう」「1つのメリットを伝える」など、役割を明確にして制作することがポイントです。

インストリーム広告の配信タイミング

同じインストリーム広告でも、動画コンテンツの本編前・本編再生途中・本編後では、広告を目にするユーザーの状態が異なります。広告効果を高めるためにも、それぞれの特長を理解しておきましょう。

プレロール(動画の再生前)

プレロールは、動画コンテンツの本編前に表示されます。本編を再生したユーザーへ広く届けられるため、認知拡大やリーチの獲得に向いています。

 

一方、この段階でユーザーが見たいのは、あくまで動画本編です。広告が長かったり、内容が分かりにくかったりすると、本編を見る前に離脱される可能性があります。

 

プレロールでは、結論を先に伝える簡潔な構成が適しています。

ミッドロール(動画の再生途中)

ミッドロールは、動画本編の途中で再生される広告です。長時間の動画やライブ配信などで利用されています。

 

動画を一定時間視聴しているユーザーに広告を届けられる一方、本編を中断するため、挿入のタイミングによっては視聴体験を妨げる可能性があります。

 

挿入位置を設定できるかどうかや設定方法は、広告サービスによって異なります。位置を設定できる場合は、場面や話題が切り替わる箇所など、動画の流れを妨げにくいタイミングを選ぶことが重要です。

ポストロール(動画の再生後)

ポストロールは、動画本編後に再生されます。

 

本編を最後まで視聴したユーザーは、そのテーマに強い関心を持っている可能性があります。関連商品や次のコンテンツの案内、Webサイトへの誘導などに活用しやすいタイミングです。

 

ただし、本編終了と同時にページを離れるユーザーもいるため、プレロールやミッドロールほど接触回数を確保しにくい点は考慮しておきましょう。

インストリーム広告のメリット

インストリーム広告には、動画を視聴しているユーザーの目に入りやすく、映像や音声を使って商品・サービスの魅力を伝えられるといったメリットがあります。ここでは、インストリーム広告を活用する主なメリットを紹介します。

動画を視聴しているユーザーの目に入りやすい

インストリーム広告は、動画本編と同じプレーヤー内に表示されます。Webページ上に表示される広告と比べて画面内で占める割合が大きく、自然とユーザーの目に入りやすい形式です。

 

特に、画面全体で動画を見ることの多いスマートフォンやコネクテッドTVでは、大きな画面を生かした訴求ができます。

 

ただし、表示された広告が必ず注視されるとは限りません。ユーザーに視聴してもらうには、動画の冒頭から伝えたい内容をわかりやすく表現するなど、クリエイティブを工夫することが重要です。

映像と音声を使って商品・サービスの魅力を伝えられる

動画広告では、映像、音声、文字、動きを組み合わせられます。商品の使い方を実演したり、サービスを利用する場面を見せたりすることで、静止画だけでは伝えにくい特徴や魅力も表現できます。

 

例えば、調理器具であれば実際の調理シーン、業務用サービスであれば操作画面を見せることで、利用後のイメージを伝えやすくなります。

 

ただし、ユーザーが音声を聞ける状態で視聴しているとは限りません。字幕やテロップだけでも意味が通じる動画にしておくと、視聴環境に左右されにくくなります。

認知拡大から行動喚起まで幅広い目的に活用できる

短い広告を幅広く配信すれば、ブランド名や商品の認知拡大を狙えます。商品の特徴を詳しく紹介する動画なら、商品への理解を深めたり、比較検討を促せたりするでしょう。

 

Webサイトへの訪問や申し込みが目的の場合は、広告内で「資料を見る」「商品を確認する」など、ユーザーに取ってほしい行動を具体的に示すことがポイントです。

ターゲットに合わせて効率的に広告を届けられる

広告サービスによっては、年齢や地域、興味・関心、端末、閲覧しているコンテンツなどを基に配信対象を設定できます。

 

配信対象を、商品・サービスのターゲット層のユーザーに絞れば、限られた予算でも広告配信の効率を高められます。一度Webサイトを訪れたユーザーや、特定の動画を視聴したユーザーへの再接触を図れる場合もあります。

 

ただし、対象を細かく限定すればよいわけではありません。配信対象となるユーザー数が減り、広告単価が上がることもあるため、最初は幅広く配信する方法が現実的です。

インストリーム広告のデメリット

インストリーム広告には多くのメリットがある一方、動画本編の視聴を妨げる可能性や、動画制作に手間や費用がかかる点には注意が必要です。出稿前に知っておきたい主なデメリットを確認していきましょう。

動画の視聴を妨げる可能性がある

特に、動画本編の盛り上がっている場面で広告が入ったり、長い広告が繰り返し流れたりすると、商品やブランドに対する印象まで悪くなる可能性があります。

 

広告を目立たせることと、ユーザーに負担をかけることは別です。動画の長さや挿入位置を含め、視聴体験を損なわない設計が求められます。

スキップされるとメッセージを十分に伝えられない

スキップ可能な広告では、ユーザーが続きを視聴せずに離脱することを前提に、クリエイティブを制作する必要があります。

 

会社名や商品名を最後まで出さない演出では、広告の冒頭でスキップされた場合、ユーザーの印象に何も残らない可能性があります。最初の数秒で「誰に向けた、何の商品なのか」を示し、理由や特徴を説明すると伝わりやすくなります。

動画クリエイティブの制作に手間や費用がかかる

動画広告の制作には、企画、撮影、編集、ナレーション、字幕制作といった工程があります。静止画広告よりも準備に時間がかかり、外部へ依頼すると制作費も必要です。

 

さらに、配信面ごとに画面比率や長さが異なれば、複数の動画を用意しなければなりません。

 

制作費を抑えたい場合は、既存の動画素材を短く編集したり、静止画と文字を組み合わせたりする方法もあります。最初から大規模な撮影を行う必要はありません。

配信面や配信頻度を適切に管理する必要がある

どの動画コンテンツに広告が表示されたかによって、ブランドに対するユーザーの受け止め方が変わる可能性があります。商品や企業のイメージに合わない掲載先やコンテンツは、必要に応じて除外します。

 

配信頻度にも注意が必要です。同じ広告が短期間に何度も再生されると、反応が落ちるだけでなく、ブランドへの不快感につながりかねません。

 

掲載先、ユーザー1人当たりの表示回数、クリエイティブごとの反応を定期的に確認することが重要です。

インストリーム広告の費用と課金方式

インストリーム広告にかかる費用は、課金方式やターゲット、配信面などの条件によって異なります。予算を検討するためにも、代表的な課金方式と費用を左右する要素、広告予算の考え方を押さえておきましょう。

インストリーム広告はいくらから始められるか

インストリーム広告は、最低出稿金額が設けられていない広告サービスもあり、少額から配信を始めることができます。

 

ただし、予算が少なすぎると十分な配信量やデータを確保できず、広告の効果を判断しにくくなる場合があります。広告サービスによっては10万円以上の予算を推奨している場合もあるため、利用する広告サービスの推奨予算を確認し、配信結果を見ながら調整するとよいでしょう。

CPVとCPM課金の違い

インストリーム広告で多く用いられるのが、CPV課金とCPM課金です。

 

CPV(Cost Per View)課金では、ユーザーによる視聴が、広告サービスの定める時間に達した場合や、ユーザーが広告をクリックするなどの操作を行った場合に費用が発生します。具体的な課金条件は、広告サービスによって異なります。

 

CPM(Cost Per Mille)課金は、広告が1,000回表示されるごとに費用が発生する方式で、認知拡大やリーチの獲得に適しています。

 

このほか、クリックやコンバージョンを基準に配信を最適化できるサービスもあります。課金方式と配信の最適化方法は必ずしも同じではないため、それぞれの条件を確認して選びます。

インストリーム広告の費用を左右する要素

広告費は、ターゲット、配信面、広告形式、入札方法、配信時期などによって変動します。

 

例えば、競合する広告主が多い配信面では、広告枠の単価が上がりやすくなります。ターゲットを細かく絞り込んだ場合も、利用できる広告枠が減るため、単価が高くなることがあります。

 

見落としやすいのが動画の制作費です。広告配信に充てる予算と、企画・撮影・編集に充てる予算は分けて考えておくと、全体の費用を把握しやすくなります。

広告予算を決めるときの考え方

まず広告によって何をどれだけ増やしたいのかを決めます。

 

視聴数の獲得が目標なら、「目標視聴数×想定CPV」が予算の目安です。表示回数を重視する場合は、「目標表示回数÷1,000×想定CPM」で概算できます。

 

ただし、配信前の単価はあくまで想定値です。実際の費用は広告枠の状況や入札結果によって変わるため、計算結果どおりになるとは限りません。

 

最初から1つの広告へ予算を集中させず、複数の動画やターゲットを試せる配分にしておくと、配信後の改善がしやすくなります。一定期間テストしたのち、成果のよい組み合わせへ予算を移していく流れがよいでしょう。

インストリーム広告の出稿方法

ここでは、LINEヤフー広告のインストリーム広告を例に出稿の流れを説明します。LINEヤフー広告のインストリーム広告では、動画配信サービスの「TVer」と「ABEMA」に動画広告を配信できます。

 

実際に広告を配信するまでには、配信先での事前手続きや動画の入稿などが必要です。細かな手続きはTVerとABEMAで異なりますが、大きく「事前対応」「入稿」「配信」の3つのステップで進めます。

1.配信に必要な事前対応を行う

まずは、TVerやABEMAに広告を掲載できるか確認するための審査など、配信に必要な事前手続きを行います。

 

あわせて、「Deal」と呼ばれる広告の配信条件を識別するための「Deal ID」を取得し、LINEヤフー広告に登録します。登録が完了すると、広告管理ツールから配信する商品(Deal)を選択できるようになります。

 

必要な手続きはTVerとABEMAで異なります。TVerでは広告掲載に必要な審査やDeal IDの発行・登録、ABEMAでは専用ツールのアカウント作成や広告素材の審査、Deal IDの発行・登録などを行います。

2.動画を入稿してキャンペーンを作成する

事前手続きが完了したら、広告管理ツールに配信したい動画を登録し、広告の配信内容を設定します。

 

広告を配信する商品を選び、予算や掲載期間など、広告の配信に必要な項目を設定します。その後、実際に広告として流す動画を選択するなど、配信に必要な設定を行います。

 

使用できる動画の長さやファイル形式、画質などのルールはTVerとABEMAで異なります。動画を制作するときは、あらかじめ配信先の入稿規定を確認しておきましょう。

3.審査完了後に広告を配信する

動画や配信内容を設定すると、広告を掲載できるかどうかの審査が行われます。必要な審査が完了すると、設定した期間や条件に沿って広告を配信できるようになります。

 

審査の方法や必要な手続きはTVerとABEMAで異なるため、実際に出稿するときは、それぞれの最新の出稿手順を確認しながら進めましょう。

 

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