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Webマーケティング入門 公開日:2021.08.19 更新日:2025.07.31

Yahoo!広告 ディスプレイ広告に必要なバナー画像のサイズとは? 作成時のポイントも解説

Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)

検索広告(リスティング広告)と並び、代表的なWeb広告として挙げられるのがディスプレイ広告です。


Webサイトやアプリ上で画像や動画を用いて広告が表示できるため、視覚的にユーザーへ訴求しやすい点が特徴です。
ディスプレイ広告を配信するためにはバナー用の画像素材(または動画素材)が必要になります。ただし、制作時にはさまざまな規定や仕様を考慮する必要があります。


本記事ではYahoo!広告 ディスプレイ広告を例に、仕様とされている画像のサイズや、制作時におさえておきたいポイントをわかりやすく解説します。

 

目次

ディスプレイ広告には適切なバナー(画像)サイズがある

ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリ内の規定のエリアに掲載される画像や動画を使ったバナー形式の広告を指します。広告主の商品やサービスの特徴や強みを視覚的に伝えることができるため、ユーザーの関心をひきつけやすいのが特長です。

 

ディスプレイ広告は、Yahoo!広告をはじめとする各広告配信プラットフォームごとにバナー用の画像サイズの規定があります。決められたサイズの中でいかに訴求力の高いデザインやメッセージを発信できるかが成功のカギとなります。ディスプレイ広告では、画像サイズが配信面の見え方に直結します。広告枠に合わない画像は自動でトリミングされたり、掲載できなかったりするため、規定に合ったサイズで画像を作成することが重要です。

 

Yahoo!広告 ディスプレイ広告の入稿規定については、以下のページもご覧ください。

Yahoo!広告 ディスプレイ広告(YDA)におけるバナーのサイズ

ここからはYahoo!広告 ディスプレイ広告におけるバナーのサイズを解説します。

Yahoo!広告 ディスプレイ広告では、広告作成時に広告タイプを選択することで、テキストや画像、動画を使ったさまざまな種類の広告を作成できます。作成できる広告タイプにはいくつか種類がありますが、代表的なものとして以下があります。

バナー(画像または動画)

画像または動画のみを表示する広告です。広告内に文章は入りません。

レスポンシブ

テキストや画像、動画、「もっと見る」などのボタンで構成される広告です。 広告を表示するデバイスや広告掲載面、キャンペーン目的に合わせて、さまざまな形式の広告を掲載できる広告タイプです。

カルーセル

複数枚の画像を組み合わせて表示する、横長のバナー広告です。カルーセルカードごとに異なる画像や最終リンク先URLなどの設定ができるため、商品やサービスの複数機能を伝えたり、機能によって異なるランディングページを表示したりできます。

広告タイプには、他にもCSV形式でアップロードした商品リストの情報を掲載面に合わせて動的に表示する「動的ディスプレイ」、タイトル、説明文、URLなど、テキストのみで表示させる「テキスト」が種類としてあります。
詳細は、「広告の種類【運用型】」をご確認ください。

 

なお、どの広告タイプにするかによって、用意すべき画像サイズが変わります。ここからは、それぞれの広告で使うバナー画像のサイズについて、代表的なものを紹介します。

カルーセル(例)

バナー画像-運用型

Yahoo!広告 ディスプレイ広告でバナー画像を配信する際には、以下のサイズの画像が主に使用されます。なお、ファイルサイズは300KB以内(最大容量10MB)が推奨されます。

  • ファイルサイズが300KBを超える場合、または縦横どちらかが3,000pxを超える場合はファイルアップロード時に自動圧縮されます。自動圧縮した結果300KB以下にならない場合はエラーとなりアップロードができません。
     

アスペクト比推奨ピクセルサイズ(横×縦)(最小ピクセルサイズ)主な配信先デバイス
1:11200pixel × 1200pixel     (600pixel × 600pixel)パソコン/タブレット端末/スマートフォン
6:5600pixel × 500pixel(300pixel × 250pixel) パソコン/タブレット端末/スマートフォン
39:5936pixel × 120pixel(468pixel × 60pixel)パソコン/タブレット端末/スマートフォン
728:901456pixel × 180pixel(728pixel × 90pixel)パソコン/タブレット端末/スマートフォン
4:15320pixel × 1200pixel(160pixel × 600pixel)パソコン/タブレット端末/スマートフォン
1:2600pixel × 1200pixel(300pixel × 600pixel)パソコン/タブレット端末
16:91280pixel × 720pixel (640pixel × 360pixel)    パソコン/タブレット端末/スマートフォン
32:5640pixel × 100pixel(320pixel × 50pixel)スマートフォン
16:5640pixel × 200pixel(320pixel × 100pixel)スマートフォン
16:91280pixel x 720pixel(640pixel x 360pixel)パソコン/タブレット端末/スマートフォン

対応するファイル形式は「GIF 89a(.gif)」「JPEG(.jpg / .jpeg)」「PNG(.png)」ですが、GIF形式アニメーションは入稿・掲載できません。また、高解像度ディスプレイ搭載のデバイス対応を考慮し、上記の推奨サイズ(もしくはそれ以上)での作成をおすすめしています。

 

詳細は、「バナー(画像) -運用型」をご覧ください。
 

バナー(動画)-運用型

バナー(動画)の場合、「動画」と「動画サムネイル画像」の入稿が必須となります。動画は、下記いずれかのサイズで入稿する必要があります。

 

アスペクト比最小ピクセルサイズ(横×縦)
16:9640pixel×360pixel
1:1600pixel×600pixel

動画サムネイル画像は、動画サイズと同じアスペクト比の画像を設定する必要があります。

 

アスペクト比最小ピクセルサイズ(横×縦)(最小ピクセルサイズ)
16:91280pixel × 720pixel(640pixel × 360pixel)
1:11200pixel × 1200pixel(600pixel × 600pixel)

 

こちらもバナー(画像)と同様、300KB以内のファイルサイズが推奨されており、対応するファイル形式は「GIF 89a(.gif)」「JPEG(.jpg/.jpeg)」「PNG(.png)」となります。詳細は、「バナー(動画) -運用型」をご覧ください。

レスポンシブ(画像) -運用型

レスポンシブ画像とは、レスポンシブ広告を配信するために必要な画像データのことです。レスポンシブ広告は、画像、タイトル、説明文といった広告の構成要素(アセット)を入稿するだけで広告レイアウトを掲載するデバイスごとに最適化し配信できる仕組みを指します。レスポンシブ広告を配信する際の画像サイズは、以下となります。

 

アスペクト比入稿可能なピクセルサイズ(横×縦)推奨ピクセルサイズ(横×縦)
1:1    (1)300pixel × 300pixel
(2)600pixel × 600pixel 以上
1200pixel × 1200pixel
1.91:11200pixel × 628pixel 以上2400pixel × 1256pixel
3:2600pixel × 400pixel 以上1200pixel × 800pixel 

 

レスポンシブ(画像)においても、ファイルサイズや対応するファイル形式はバナー(画像)と同様となります。レスポンシブ(動画)のサイズ規定については、「レスポンシブ(動画)」をご覧ください。

カルーセル

カルーセル -運用型では、入稿必須なものとして「ロゴ画像」と各カルーセルカードで利用する「画像」があります。ロゴ画像のピクセルサイズ(横×縦)は600pixel×600pixel、ファイルサイズは最大10MBとなっています。


カルーセルカードで使用する「画像」のサイズは以下の通りで、推奨ファイルサイズは300KB以内、対応しているファイル形式はGIF89a,JPEG、PNGになります。

 

アスペクト比推奨ピクセルサイズ最小ピクセルサイズ
1:11200pixel×1200pixel600pixel×600pixel

詳細は、「カルーセル -運用型」をご覧ください。

 

 

最初に用意すべきバナーサイズ

ディスプレイ広告の配信にあたっては、復数の配信媒体を活用するケースも少なくありません。そんなとき、一般的によく使われるバナーサイズで用意しておくと便利です。以下は、Yahoo!広告 ディスプレイ広告だけでなく、Google広告(GDN)配信でも活用できるサイズとなっています。


●300×250(pixel、以下同様)
●160×600
●300×600
●728×90
●320×50


また、Yahoo!広告 ディスプレイ広告を活用する場合は、LINEアプリの一部広告枠にも配信ができ、「LINE NEWS」のトップ、タブ、一部記事の詳細画面、LINEトークリスト画面最上部などに表示されます。配信対象となる広告タイプは以下の通りです。

 

●バナー(画像)(アスペクト比:1:1/6:5/16:9 いずれも対象)
●バナー(動画)(アスペクト比:1:1/16:9 いずれも対象)
●レスポンシブ(画像)(アスペクト比:1:1/1.91:1/3:2 いずれも対象)
●レスポンシブ(動画)(アスペクト比:1:1/16:9/9:16/3:2 いずれも対象)
●カルーセル
●動的ディスプレイ


なおLINEアプリへの配信時に、画像および動画の角が丸く加工される場合があることと一部のLINE掲載面において、アスペクト比「9:16」フォーマットの広告はトリミングが行われる場合があるため、注意が必要です。広告タイプの詳細は、「広告の種類」をご確認ください。

バナー作成時、画像サイズ以外に注意すべきポイント

ディスプレイ広告にはサイズ以外にもいくつかルールが定められています。ルールが守られていない場合、予定日に広告が配信できなくなる可能性もありますので、作成時の注意点はしっかりおさえておきましょう。


Yahoo!広告の場合、入稿規定は以下のページでも詳しく解説しております。

【広告】入稿規定(ディスプレイ広告)

文字、記号を使用する際のルールを遵守する

掲載可能な表記例

Yahoo!広告 ディスプレイ広告の規定では、同じ記号種別の記号はタイトルおよび説明文合算で2つまでなら使用できます(句読点、中点、カンマ、ピリオドは例外で使用数の制限がありません)。

 

カッコは同種が対になっている状態で使用し、一つの広告で2組まで使用することができます。「@」は社名やサービス名、ブランド名、人名に含まれるのであれば使用可能です。また、通貨単位としての「\」記号も使用できます。

 

詳細は「使用可能な文字種別、スペース、記号種別、絵文字」もご覧ください。

 

掲載不可になる表記例

例えば「快適!便利!安心!しかも低コスト?資料請求はこちらから」のように同種の記号を一つの広告内で3回以上使用することはできません。

「!」「?」は同種の記号とみなされますので注意しましょう。「!!」のように連続した使用もできません。

 

なお、カッコの記号は、以下の使用は不可能です。


● 全角と半角を組み合わせる
● 種類の違うカッコを組み合わせる
● 片方のみの記号を用いる
● 開き・閉じの向きを逆にして使用する

 

また、1つの広告で3組以上のカッコを使用することはできず、同種の記号を連続して使用することもできません。

広告表現規制に注意する

不当表示の禁止

不当表示とは、商品・サービスの内容や価格などについて実際のものや競合よりも著しく優良または有利であるとユーザーに誤認させる表示を指します。

 

不当表示には、商品やサービスの内容が実際より優良または他のものよりも優良であると誤認させる「優良誤認表示」と、実際よりも安いまたは他のものよりも安いと誤認させる「有利誤認表示」の2種類があります。このいずれかの表現が含まれる広告は掲載できません。

詳細は、Yahoo!広告ヘルプ「不当表現の禁止」をご覧ください。
 

比較表現

具体的な企業、商品・サービスを挙げてそれらより優れていると明記することを「比較表現」と呼びます。

 

広告主がユーザーに対して不適切な比較表現を使用した不当表示は、不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)で禁止されています。

詳細は、Yahoo!広告ヘルプ「比較広告」をご覧ください。

使用可能なファイルの形式と容量を確認する

ファイルの形式

Yahoo!広告 ディスプレイ広告のバナー画像やレスポンシブ画像として使用可能なファイル形式は、GIF 89a、JPEG、PNGの3種類です。GIFアニメーションやALTテキストは使用不可となっているため、バナー作成時には注意しましょう。
 

ファイルの容量

Yahoo!広告 ディスプレイ広告のバナー画像やレスポンシブ画像に使用できるファイルサイズ(1ファイルあたりの容量)は300KB以内が推奨されています。

画像ファイルの容量が大きいと画面に表示される速度にも影響を及ぼすため、できるだけ小さなデータ容量での画像作成をおすすめします。
 

掲載情報の不一致がないか確認する

画像などのビジュアル素材を作成するうえで気をつけたいのが「情報の不一致」です。

 

バナーに掲載されている情報と実際にバナーをクリックして遷移した先のWebサイトに掲載されている情報が違う、画像と説明文の情報が一致していないなど、ユーザーに誤解を与えかねない表現のバナーは広告として掲載できないため、注意が必要です。

掲載された際のレイアウトを見据えて作成する

ディスプレイ広告(運用型)のレスポンシブディスプレイ広告は、画像やタイトル、説明文などのクリエイティブ素材を複数入稿して、システムが素材を自動的に選択して配信する広告で、ユーザーのデバイス環境に応じて広告のレイアウトを自動で調整してくれるのが特徴です。

 

レスポンシブ広告に使用する画像やテキストなどの素材は、さまざまなレイアウトになることを踏まえて汎用性のあるものを用意しましょう。

特に画像に関しては、掲載時に縮小・トリミングされる可能性や、実際に掲載される際のサイズが想定より小さくなる場合もあります。画像は上下左右の余白を十分に確保する、画像内には文字を入れないなどの対策が必要です。


なお、Yahoo!広告では、ディスプレイ広告の画像を用意するのが不慣れな方でも簡単にクリエイティブ作成ができる「LINE Creative Lab」を利用できます。豊富なテンプレートが用意されており、広告クリエイティブを簡単に作成できるので、合わせて活用することをおすすめします。

詳細はこちらのお知らせをご確認ください。

配信・設定前に最終確認を忘れずに!

サイズや容量、デザイン表現など、ビジュアル面での見せ方がポイントとなるディスプレイ広告だからこそ、配信時に使用する画像には気を配る点が多数あります。バナー(画像)を用意したタイミングで、各配信媒体での設定をする前に、改めて以下の点が守られているのかは最終チェックをするようにしましょう。

 

●配信媒体に応じた「推奨サイズ」になっているか?
● 広告の配信タイプで定められている「アスペクト比」を守っているか?
● ファイル形式と容量は、規定の形式 / 規定容量を守っているか?
● 広告表現規制で禁止されている表現を使っていないか?
● 配信媒体の使用可能な文字種別などのルールを守っているか?

 

バナーサイズの規定に沿ってディスプレイ広告を設定しよう

ここではYahoo!広告 ディスプレイ広告を例に、ディスプレイ広告で使用する画像のサイズや入稿時のチェックポイントをご紹介しました。


バナー作成には、サイズ規定や文字や記号の使用ルール、ファイルの形式などいくつかの注意点がありますが、おさえておきたいポイントをしっかり守れば、効果的な広告運用が可能になります。代表的なディスプレイ広告の一つ、Yahoo!広告 ディスプレイ広告は、Yahoo! JAPANトップページや「Yahoo!ニュース」、主要提携パートナーサイトにバナーや動画形式の広告が表示できるのが魅力。


また、お客様の出稿目的に合わせた広告プランやご予算のご相談にも対応していたり、ビジネス用クリエイティブ作成ツールの「LINE Creative Lab」が提供されているなど、サポート体制も充実しています。


ディスプレイ広告の運用初心者で不安な方は、まずはYahoo!広告を活用してみてはいかがでしょうか。


 

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