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LINEで介護記録データを利用者家族に共有できる「ケア記録アプリ」家族連携機能の開発事例

株式会社神戸デジタル・ラボ

2022.07.12

株式会社神戸デジタル・ラボが提供する「ケア記録アプリ」は、株式会社介護サプリが提供する介護記録専用アプリ(介護サプリシリーズ)です。介護施設のスタッフが、入所する利用者の介護記録やその日の様子を入力するために、24時間365日利用されています。

LINEによる家族連携機能の開発のきっかけは、新型コロナウイルスの流行でした。介護スタッフは日々の感染防止対策に追われ、家族は入所する身内との面会や施設との物理的なやり取りができない様子を見て、施設も家族も安心できる環境をつくってあげたいと検討が始まりました。「ケア記録アプリ」には、介護記録を出力する標準機能がすでにありましたが、クラウドに保存している記録情報をそのまま利用者家族に共有することができれば、介護スタッフが帳票を出力する手間や、受け渡しのために介護スタッフと利用者家族が連絡を取り合う手間を減らせるのではないかと考え家族連携機能の開発が決定されました。

ユーザー数が多く、端末依存のないLINEを導入

企画当初は、利用者家族へ記録情報を連携するためのスマホアプリをスクラッチ開発しようと考えましたが、利用者家族が所有するスマートフォンはOS・バージョン・機種がばらばらで、すべてに対応するアプリを開発しメンテナンスを行っていくことは、少人数の開発体制では現実的ではありませんでした。また、アプリのユーザーとなる利用者家族の年齢層は比較的高いため、複雑な仕組みにするとアプリの操作が難しくなり、普及しないことも懸念点としてありました。そこで、ほぼすべてのスマートフォンユーザーが使用しており、端末依存を気にする必要のないLINEをインターフェイスとして活用することに決定しました。

LINEの活用で「仕事への取り組みに良い影響を与えている」

LINEを活用したことにより導入障壁はほぼなかったようで、利用者家族から「施設での様子がわかり大変嬉しい」との声をいただいています。介護施設からは、「必要最低限の情報を共有できているという安心感がある」「利用者家族が見ることを前提に介護記録を入力するようになり、記録業務に意義も感じられるようになったため、仕事への取り組みに良い影響を与えている」との声をいただきました。どのように介護サービスを受けているかがわかることで、利用者家族の施設やスタッフに対する信頼や評価にもつながっているそうで、そういった面でも「ケア記録アプリ」を導入して良かったと介護施設から評価いただくことが増えたと伺いました。

介護記録は生きた証。LINEによる連携機能が介護記録のあり方を変えるきっかけに

これまで介護記録は施設スタッフや看護師、医師間で共有されたあと、運営指導(実地指導)や監査などのエビデンスとして倉庫に保管され、それ以外に活用されることはありませんでした。しかし、介護記録は、利用者家族にとっては大切な身内の日記のようなものであり、その方が生きた証とも言えます。そう考えると、介護記録の価値は大きく変わり、介護サプリ社が提供するLINEによる家族連携機能は介護記録の在り方を変えるきっかけになると考えています。

利用者家族から介護施設への連携に関する機能拡張を検討

現在は、介護施設での運用面を鑑み、介護施設から利用者家族へ一方通行の情報連携に留めています。将来的には、LINEの操作性や利便性を損なわないよう考慮しながら、例えば利用者家族から介護施設への連絡、関係者間での連携など、機能拡張が検討されています。

企業名 株式会社神戸デジタル・ラボ
事業内容
1995年、阪神・淡路大震災での経験をきっかけに設立したIT企業。設立時より兵庫県神戸市に本社を置き、システム開発やアプリ開発、情報セキュリティサービスなどを提供。MR、AI、IoT、データ活用といった技術を積極的に取り入れ、お客様企業のDXやデジタル事業創出を支援します。