ChatGPTを活用した大規模マッチングエンジンを開発し、第一弾として、大阪・関西万博「TEAM EXPO 2025(※1)プログラム/共創チャレンジに参画する1,105チーム(※2)の”マッチング/共創”を加速させるLINE公式アカウントに対応したボット「CDLE COMMONS」を開発し、提供を開始しました。2023年5月26日時点で1,105のプロジェクトチームが登録されていましたが、チーム数が多い故に「どんなチームがどんな取り組みを進めているのか」を把握するのが難しく、今後ますますチーム数が増えていくにつれて、逆に共創が生まれにくくなっていくことが想定されました。そこで、1,105チーム間で共創に繋がりそうなマッチングをレコメンドするための仕組みとして、ChatGPTを活用した大規模マッチングエンジンの開発を進め、第一弾として「TEAM EXPO 2025」の共創チャレンジを加速させるためのLINE公式アカウントに対応したボットを開発しました。
※1 TEAM EXPO 2025: とは、多様な人たちがチームを組み、多彩な活動で大阪・関西万博とその先の未来に挑む、みんながつくる参加型プログラムです。
※2 2023年5月26日時点の登録件数(カナメプロジェクト社調べ)
なぜLINEを利用するに至ったのか
幅広い年代や様々な方々が参加するTEAM EXPO 2025のプログラム内で、より多くの人に何の説明もなく利用していただくためのユーザーインターフェースを考えたところ、LINE一択でした。LINEであれば、「QRコードを読み込んでLINE公式アカウントを友だち追加してもらった上で、トーク画面を操作する」オペレーションが、多くの人にとって直感的に分かると言えます。実際、使い始めてもらう際には特に質問もなく、皆さんスムーズに操作いただけていました。特に質問もなく、皆さんスムーズに操作いただけていました。
リリース後、どのような効果がありましたか?
ChatGPT×LINE公式アカウントを活用した「大規模マッチング」のためのご相談はもとより、ChatGPT等の生成系AIを活用した開発/実装のご相談や、生成系AIに限らないLINE APIを活用した開発/実装のご相談をいただくようになりました。
データの活用について
今回は、「1,105チーム間で共創に繋がりそうなマッチングを行いたい(ただし、チームの情報は2,000文字程度のテキストで書いてある)」ということで、具体的には以下の3ステップを想定して開発を進めました。
1.チームの情報を、マッチングに適した観点に沿って300字程度にChatGPTで要約
2.要約したテキストを、意味が近いと距離が近くなるベクトルに変換(ChatGPTの embedding / 埋め込みベクトル機能を利用)
3.自身と距離が近い共創チャレンジをマッチング候補として列挙し、最終マッチングはChatGPTが行う
ChatGPT以外はフリープランを使っています。詳細な開発プロセスは、開発者による技術ブログをご覧ください。
今後目指したいこと
ChatGPT×LINE公式アカウントを活用することで、TEAM EXPO 2025の共創チャレンジのように「数(プレイヤー/ユーザー等)が多いが故にマッチング精度に困っている」ようなケースにおいて、今回開発した大規模マッチングエンジンの搭載が選択肢となれるよう、より一層認知を広げてまいりたいと考えています。またその際に、国内で最も身近なコミュニケーションツールとして利活用されているLINEを活用する選択肢も、併せて検討いただけるようにユースケースを増やしてまいりたいと思います。
| 企業名 | 株式会社カナメプロジェクト / CDLE生成モデルチーム / Crystal株式会社 |
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| 事業内容 | 25年のAI経験+Web3を軸に社会実装型DXコンサルティング・開発ソリューションを提供する株式会社カナメプロジェクトと、日本最大級のAIコミュニティ「CDLE(シードル)」の生成モデルチームと、自動車関連ソフトウェア・MaaSサービスを開発するCrystal株式会社による共同開発プロジェクトです。
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