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運用テクニック 公開日:2026.06.10

LINEヤフー広告でLINE面を活用する効果とは? 配信面の最大化で成果向上の可能性

LINEヤフー広告 ディスプレイ広告(運用型)

2026年4月、Yahoo!広告とLINE広告が統合され、新たに「LINEヤフー広告」が誕生しました。
 

この統合により、1つの管理画面でYahoo! JAPANとLINEの両面に広告配信が可能となり、運用効率の大幅な向上が期待されます。


また、配信面が増えたことで、広告効果が向上した事例もあります。本記事では、LINE面への配信によって、広告効果が向上した事例を紹介します。

目次

LINE面とは?どこに広告が配信されるのか

LINE面とは、LINEアプリ内において広告を配信できる枠(配信面)のことを指します。


LINE面の中の代表的な配信先には、以下のようなものがあります。

  • トークリスト(友だちとのトーク一覧画面)
  • LINE NEWS
  • ホーム など
LINE面の主な配信面

いずれの配信先もユーザーが日常的に利用する導線上にあるため、幅広いユーザーに自然な形で接点を生み出せるのが特徴です。


特にトークリストは、LINEを利用する多くのユーザーが日常的に閲覧する画面であり、高いリーチ力を持つ配信面として活用されています。

LINE面への配信で何が変わる?成功事例を紹介

Yahoo! JAPAN面のみの配信から、LINE面を含めた配信へと拡張することで、どのような変化が生まれるのでしょうか。


広告代理店のADKマーケティング・ソリューションズ(以下、ADK MS)によると、複数業種での検証において、CV(コンバージョン)の増加だけでなく、CPA(顧客獲得単価)の改善などの成果が確認されています。

事例①:ヘルスケア業界|CPA上昇を抑えてCV250%増加

ヘルスケア業界のA社の事例では、LINE面への配信拡大によって大きな成果向上が見られました。

  • 配信金額:約270%増加
  • CV:約250%増加
  • CPA:上昇をわずか6%に抑制

 

配信金額を大きく増やしながらも、CPAの高騰をほぼ抑えたままCVを大幅に伸ばす結果となりました。

【代理店の視点】勝ち筋を見極めた上でLINE面へ拡張

LINEヤフー広告 ディスプレイ広告(以下、LINEヤフー広告)経由のLINE面への配信検討経緯としては、旧LINE広告での許容CPA内での配信拡大に苦戦していたことがきっかけでした。

 

そこで、LINEヤフー広告とLINE広告で効果が確認できている要素をかけ合わせることで成功確率を高める戦略を立てました。
 

具体的には、LINEヤフー広告で実際に好調に配信できていたターゲティング(※1) × LINE広告で成果が見込めた配信面(※2)に絞ることで実施いたしました。


結果として、初動配信時から配信量を引き上げてもCPAの上昇が緩やかであることが確認できたことで、LINEヤフー広告一本での配信に切り替えることができ、検証開始から約1カ月でLINE面への配信量を約1.5倍まで拡大できました。


また、2カ月目以降は更なる配信拡大に向け、顧客データを基にした「類似ユーザー」への配信、LINE面でのクリエイティブ検証などを断続的に実施したことで、配信量を大きく拡大させながらCPA効率を維持し、CV拡大に成功いたしました。

 

今回の配信では、ターゲティングを絞ることやクリエイティブの面ごとの検証などが重要なポイントです。LINE面は、設計次第で十分に成果拡大へ貢献できる配信面だと考えています。(ADK MS)
 

  • LINEヤフー広告のターゲティングはリターゲティングと高度なセグメント

  • LINE面:トークリストやLINE NEWSなどのLINE上の主要な配信面

事例②:健康食品業界|CPAを69%抑制しCV283%増加

健康食品業界のB社の事例では、効率改善のインパクトがより顕著に現れています。

  • 配信金額:20%増加
  • CV:283%増加
  • CPA:69%低下(改善)

 

わずかなコスト増に対してCVが大幅に伸び、結果としてCPAが大きく改善しました。
 

【代理店の視点】媒体特性を踏まえた入札調整が成果を左右

LINE面は、Yahoo! JAPAN面と比較してCPC(クリック単価)が高く見えるケースがありますが、最終的にはCVR(コンバージョン率)も含めて評価することが重要です。

 

今回の事例では、LINE面を追加したことでCVが大きく伸びただけでなく、全体のCPA改善にもつながりました。

 

ポイントは、媒体横断で同じ設定を適用するのではなく、それぞれの面の特性に応じて入札を調整したことです。

 

特に、健康食品のようにリターゲティング配信との相性が良い商材では、配信対象と入札の設計を丁寧に行うことで、LINE面の追加が効率改善に直結しやすいと考えています。(ADK MS)
 

事例③:金融業界|CPAを7%改善しCV17%増加

保険業界のC社の事例では、これまでYahoo! JAPAN面のみに配信していた状態から、LINE面を追加することで改善が見られました。

  • 配信金額:9%増加
  • CV:17%増加
  • CPA:7%低下(改善)

 

健康食品業界の事例と同じく、CPAを改善しつつ、CVを増やすことに成功しました。

【代理店の視点】配信面ごとの役割分担がCPA改善につながる

保険商材では、配信面を増やすだけではなく、それぞれの面の特性に応じた配信設計が、成果最大化のポイントでした。


今回の事例では、リターゲティング配信は広くLINE面全体に配信しつつ、CV類似の拡張配信はLINE NEWS面に絞るなど、面ごとの特性に合わせて役割分担を行っています。


また、LINE面はCPCだけを見ると高く見える場合がありますが、CVRまで含めて見ると、最終的にCPA改善につながるケースがあります。(ADK MS)

なぜLINE面への配信で成果が伸びる?

これらの事例に共通するのは、Yahoo! JAPAN面だけでは取りこぼしていたユーザー層へのリーチに成功した点です。

 

LINEは国内月間利用者数が1億人(2025年12月末時点)、年代や性別を問わず幅広いユーザーに利用されています。Yahoo! JAPANも同様に幅広いユーザーにリーチできる一方で、両者は利用シーンが大きく異なります。

 

そのため、Yahoo! JAPAN面のみでは接触しきれなかったユーザーやタイミングに対して、LINE面を組み合わせることで接触機会を広げることが可能です。

  • Yahoo! JAPAN:検索・情報収集
  • LINE:日常的なコミュニケーション

 

Yahoo! JAPANへの配信は「今まさに探しているユーザー」にリーチできる強みがある一方で、LINE面は日常のさまざまなシーンで接触できるため、これまで接点を持てていなかったユーザーにもアプローチが可能です。

代理店から見るLINE面運用のポイント

LINE面の持つリーチ数は圧倒的ですが、それゆえに誰に広告を出すべきなのかという設計が重要と考えています。

 

コラムで紹介した社内事例の共通点として、ターゲティング、クリエイティブ、入札などの代表的な運用レバーを、LINE面への配信設計でもカスタマイズしました。

 

効率的な配信拡大を実現するために、配信面の拡張に加え、広告を届けたいのが誰なのか、改めて設計しなおしてみることをおすすめします。(ADK MS)

まずは「配信面の拡張」から始めよう

LINEヤフー広告は、単なるプラットフォーム統合にとどまらず、広告成果を伸ばすための重要な転換点です。

 

これまでYahoo! JAPAN面のみ、LINE面のみ配信していた方は、配信面を拡張することで新たな成果創出が期待できます。

 

この機会に、新たな配信を活用して、広告パフォーマンスの最大化を目指してみてはいかがでしょうか。

LINEヤフー広告の特長や配信面、運用のポイントをまとめた資料をご用意しています。これからLINEヤフー広告の利用を検討している方や、LINE面を活用した配信を始めたい方は、ぜひご活用ください。

取材協力

 株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ 
 デジタルビジネス本部 第1アドセントラル局 局長 福原 夕佳氏


 

 株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ 
 デジタルビジネス本部 第1アドセントラル局 シニアプランナー 鹿島 徹氏


 

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