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LINEミニアプリ

最大10時間待ちの「さわやか」がLINEミニアプリで待ち時間の過ごし方を自由に

さわやか株式会社

2026.10.27

さわやか株式会社 営業部 第八地区長 小沢拓哉氏(写真右)
株式会社ブレイブテクノロジー 営業部マネージャー 石井航平氏(写真左)

「炭焼きレストランさわやか」(以下、さわやか)は、静岡県内で35店舗を展開する人気のハンバーグレストランです。同社は順番待ちシステム「matoca(マトカ)」のLINEミニアプリを導入し、長年の課題だった店頭の受付行列を軽減しました。スマホから受付・発券できるmatocaの導入効果や運用のポイントについて、同店を運営するさわやか株式会社の小沢拓哉氏と、matocaを提供する株式会社ブレイブテクノロジー(以下、ブレイブテクノロジー)の石井航平氏に話を聞きました。

目的
  • 混雑する店舗で、発券開始前の店頭受付行列を軽減したい
  • 店舗まで足を運んで発券する手間をなくし、お客さまが呼び出しまでの時間を自由に過ごせるようにしたい
  • 受付業務を効率化し、スタッフがお客さまと向き合う時間を増やしたい
  • 駐車場周辺の混雑を緩和し、交通への影響を軽減したい
施策
  • 順番待ちシステム「matoca」のLINEミニアプリを導入
  • 店舗から15km圏内での発券を可能に。店舗間の重複発券対策も採用
  • 店頭受付とスマホ受付を同時刻に開始。呼び出し時に不在の場合、30分後に自動キャンセルとなるルールを設定
  • 袋井本店1店舗から試験導入。約1カ月後に計3店舗へ広げ、さらに約2カ月をかけて全35店舗へ展開
効果
  • 全店舗合計におけるスマホ発券率が約7割に到達(2026年9月時点)
  • 御殿場プレミアム・アウトレット店ではお盆期間に、午前9時の受付開始から約30秒で発券上限に到達。それでも大きな混乱なく運用
  • 開店前の受付対応にかかるスタッフの負担を軽減。お客さまと向き合う時間も増加
  • 駐車場周辺の混乱や行列に起因するクレームが減少。導入後のアンケートでは、寄せられた声の9割以上が好意的な内容に

最大10時間待ち
店頭での受付が長年の課題に

炭焼きレストランさわやかは、静岡県内で店舗を展開する飲食チェーンです。看板メニューは牛肉100%の「げんこつハンバーグ」。ひと回り小さい「おにぎりハンバーグ」とともに、人気メニューとして親しまれています。

 

人気メニュー「げんこつハンバーグ」
げんこつハンバーグ
丸い形で提供され、スタッフがテーブルでカットして焼き上げるスタイルが人気のハンバーグ

近年は「静岡のご当地グルメ代表」としてメディアにもたびたび登場。県外から足を運ぶファンも多く、「行列の絶えないお店」として広く知られています。

 

「実際、県東部にある御殿場プレミアム・アウトレット店などでは、来店客の9割が県外からのお客さまで、かつて“最大10時間待ち”が発生したこともあります。首都圏への出店を期待するお声も頂戴していますが、1977年に現在の菊川市に1号店を出店して以来、支え続けていただいている地元の皆さまに恩返しをしたいという思いが強く、現時点では県外への進出は考えておりません」(小沢氏)
 

さわやかご担当者
さわやか株式会社 営業部 第八地区長 小沢拓哉氏

さわやかでは、開店前の行列に加え、駐車場へ入る車によって周辺が混雑することもあり、お客さまやスタッフの負担だけでなく、交通への影響も課題となっていました。

 

こうした課題を受け、同社は2016年頃にタブレットを使った順番管理システムを導入。しかし、受付のために一度店舗へ足を運ぶ必要があるという課題は残っていました。

 

「従来の手書きによる記名式と比べて、スタッフの作業効率は上がりました。しかし、一度店舗へ行って受付をする点は変わらず、お客さまの大きな負担になっていました。待ち時間そのものを短くすることは難しくても、遠隔で受付ができれば、お客さまが呼び出しまでの時間を自由に過ごせるようになるのではないか。こうした考えから、スマホ受付の導入を検討しました」(小沢氏)
 

「店舗から15km圏内の距離設定」が導入の決め手

この課題を解決するため、さわやかが導入したのが、ブレイブテクノロジーが提供する順番待ちに特化したLINEミニアプリのパッケージ「matoca」です。

 

複数のシステムを比較する中で、店舗から一定範囲内にいるユーザーだけが受付できる機能や、複数店舗への同時発券を防ぐ仕組みに注目しました。さらに、現場の要望を聞きながら設定や運用を改善していくブレイブテクノロジーの伴走支援も評価し、導入を決めました。

 

その中でも、小沢氏が機能面の決め手として挙げたのが距離設定機能です。

 

「日本中のどこからでも発券できると、呼び出しに間に合わないほど遠い場所から、とりあえず発券するケースが増える可能性があります。また、15kmという距離は、“山あいの観光地から市街地の店舗の受付をする”“高速道路のサービスエリアから近隣の店舗に受付をする”といった観光客の利用を想定しつつ、地元のお客さまも利用しやすいよう、同じ市内で対象外となる地域を極力減らすことも考慮しました。実際に、そうした使い方がされています。さわやかで過ごす時間を本当に楽しみにされているお客さまに、なるべくストレスなくご利用いただきたいという思いで、受付距離を設定しています」(小沢氏)

 

さわやかでは、店頭とスマホの両方から受付・発券ができます。公式サイトの店舗情報ページを開くと“現在の待ち時間の目安”が表示され、「受付はコチラ」を押すとLINEミニアプリ(matoca)が立ち上がります。来店人数を入力すると発券が完了。整理券番号と待ち時間の目安が表示され、順番が近づくとLINEミニアプリの通知機能「サービスメッセージ」が届くので、店頭で番号を提示します。

 

matocaのLINEミニアプリによる受付フロー
  • 画面はイメージです

公式サイトからLINEミニアプリで受付し、待ち時間と通知を確認して来店
スマホ受付は店舗から15km圏内に設定され、複数店舗への同時発券はできない

「受付開始は、一部店舗を除いて9時30分からで、店頭受付とスマホ受付を同時刻に開始しています。どちらかを優先することはしていません。呼び出し時に不在の場合は“保留”となり、30分以上来店されないと自動的にキャンセルされます。スマホ受付の導入前は自動キャンセルがなく、呼び出し時に不在であっても、その後、お客さまが戻られたタイミングでお席にご案内していました。しかし、それでは店頭で待ち続けていたお客さまとの公平性が保てません。matocaの導入を機に、30分で自動キャンセルとなるルールを採用しました」(小沢氏)

 

こうした運用ルールは、試験導入を重ねながら固めていきました。

 

「まず、本社に近く、地元のお客さまが中心の袋井本店(袋井市)から始めました。約1カ月後、県外からのお客さまが多い御殿場インター店と、駅に隣接して出張客も多い浜松遠鉄店を加え、計3店舗で試験運用を行いました。とりわけ来店客数の多い御殿場インター店で大きなトラブルもなくスムーズに運用できたことが社内でも評価され、その後、約2カ月をかけて展開を進め、2026年7月29日から全35店舗で運用しています」(小沢氏)


試験導入から全店舗への展開までスムーズに進んだ理由について、ブレイブテクノロジーの石井氏は次のように分析します。

 

「matocaは受付・発券に特化したシンプルな設計で、その使いやすさがスムーズな全店導入につながった要因の一つだと思います。順番待ちシステムの中には、利用前に会員登録や専用アプリのダウンロードが必要なものもありますが、matocaはLINEアプリをインストールされているスマホさえあれば、そうした手間は不要です。さわやかさまは、県外から訪れるお客さまや初めて来店するお客さまも多いため、こうした手軽さとの相性が良かったのではないでしょうか。ユーザーがストレスなく、気軽に利用できることが、順番待ちシステムでは大切だと思います」(石井氏)
 

ブレイブテクノロジーご担当者
株式会社ブレイブテクノロジー 営業部マネージャー 石井航平氏

スマホ発券率約7割
導入後の声は9割以上が好意的

その結果、全店舗合計におけるスマホ発券率は約7割に達しています(2026年9月時点)。また、混雑する店舗ほど、スマホ発券の比率が高くなる傾向が見えてきました。

 

御殿場プレミアム・アウトレット店では、2026年のお盆期間中、午前9時の受付開始からわずか30秒で、あらかじめ330組に設定した発券上限に到達した日もありました。それでも大きな混乱はなく、受付を担当するスタッフの負担も軽減されたといいます。

 

「matoca導入前は、開店前に長蛇の列ができる店舗もあり、その初動の受付対応に1時間以上を要していました。しかし、いまはそうした受付対応にかかる手間が減りました。お客さまが待ち時間を自由に、有意義に過ごせるようになったのはもちろん、スタッフの業務負担軽減という点でもmatocaの導入効果は大きいですね。また、御殿場インター店などの人気店では、駐車場へ入る車によって開店直後に周辺が混雑することがありましたが、それも緩和されました。順番待ちの行列に起因するさまざまなクレームも減少しています」(小沢氏)
 

「matocaのLINEミニアプリ」の導入効果

業務を効率化する一方で、さわやかは、スタッフが店頭でお客さまを迎える接客を大切な文化として守り続けています。

 

「店舗ではこれまでどおり、お客さまを正面からお迎えし、感謝をお伝えするスタッフを配置しています。受付のためだけに来店するお客さまが減ったことで、受付作業にかかる時間が短くなり、その分、客席にいるお客さまへ時間を使えるようになりました」(小沢氏)

 

最後にmatocaの使い勝手について小沢氏に伺いました。

 

「御殿場インター店がオープンしてから11年が経ちます。ある地元のお客さまからは、“11年間、ずっとさわやかに行きたいと思っていたけど、いつも混んでいるので諦めていた。今回、自宅から受付できて、初めてハンバーグを食べることができました。とても美味しかったです”というお声をいただきました。また、管理画面も使いやすく、スタッフからも好評です。導入前は、“ご年配のお客さまを排除することにならないか”“受付の手軽さゆえに無断キャンセルが多く発生してしまうのではないか”などと心配していました。しかし、実際には心配していたような問題はほとんど生じませんでした。導入後にアンケートへ寄せられた声の9割以上は、好意的な内容でした。すべてのお客さまに、家族・友人・仕事仲間などと一緒にハンバーグを囲んで、楽しいだんらんの思い出をつくっていただきたい。そのための仕組みを、これからも考え続けていきたいと思います」(小沢氏)
 

今回紹介したさわやかが導入しているブレイブテクノロジーの「matoca」についてはこちらからご確認ください。

また、「LINEミニアプリ」について詳しく知りたい方は「LINEミニアプリ スタートガイド」をぜひご確認ください。(PDF資料・無料)

  • 本記事内の数値や画像、役職などの情報は全て取材時点のものです

  • 本記事内の実績は取材先調べによる数値です

(公開:2026年10月、取材・文/相澤良晃)
 

さわやか
企業名 さわやか株式会社
所在地
静岡県袋井市
事業内容
飲食店の運営
サービス 炭焼きレストランさわやか
関連タグ:
#LINEミニアプリ