ディスプレイ広告 配信開始後30日間の運用ガイド | 何を見てどう判断する?
すでにニーズが顕在化しているユーザーにアプローチする検索広告に対し、ディスプレイ広告は、検索前のユーザーに知ってもらったり、サイト訪問者に再度アプローチしたりするなど、配信目的や対象に応じて幅広く活用できます。広告を届ける場面が異なるため、成果につながるまでの動き方も検索広告とは異なります。
配信開始直後は、判断材料となる実績が限られるため、数日間の結果だけで配信を停止したり、複数の設定を一度に変更したりすると、課題や改善が成果に与えた影響を把握しにくくなります。
本記事では、配信開始後の最初の30日間を5つの期間に分け、確認することと次の対応を紹介します。配信状況や反応を段階的に確かめ、予算や成果までにかかる期間も踏まえて、継続・改善・停止を判断しましょう。
配信を始める前に確認しましょう
配信後の成果を判断するには、あらかじめ広告の目的、コンバージョン、目標CPA(顧客獲得単価)などを決めておく必要があります。
まだ決めていない場合は、先に以下の記事をご確認ください。
配信開始後30日間の流れ
各期間は目安です。予算や配信量が少なく、判断に必要なデータがたまっていない場合は、日数だけで次の判断へ進まず、現在のステップを継続してください。予算、商品・サービス、コンバージョンまでにかかる期間、配信量などに応じて調整してください。
目安:開始~3日目 正常に配信されているか確認する
この期間のゴール
配信開始直後は、成果の良し悪しを判断する前に、広告が正常に配信され、実績をためられる状態になっているかを確認します。
広告が掲載不可になっている場合は、審査結果や掲載不可理由に沿って、広告、画像、リンク先ページなどを修正します。
設定や審査に問題がないにもかかわらず配信量が少ない場合は、入札価格、予算、ターゲティングの範囲を確認しましょう。
コンバージョンを計測できているか確認する
計測に問題があると、実際には成果が発生していても、管理画面ではコンバージョンが0件と表示される可能性があります。可能な場合はテスト操作を行い、正しく計測されることを確認しましょう。
この期間にやること
まずは、広告が正常に配信され、成果を計測できる状態を作りましょう。
- インプレッションが発生しているか確認する
- 審査・配信設定・残高を確認する
- コンバージョンを正しく計測できるか確認する
目安:4~7日目 広告がクリックされているか確認する
この期間のゴール
インプレッションが発生したら、広告がユーザーの関心を得て、クリックされているかを確認します。
広告全体の数字だけでなく、広告・画像ごとの違いを見ることが重要です。
インプレッションが少ない場合
インプレッションが少ない状態では、画像や広告文の良し悪しを十分に判断できません。
まずは以下より改善策を試しましょう。
≫広告の表示回数(インプレッション数)を増やすには
インプレッションはあるが、クリックが少ない場合
広告は表示されているもののクリックが少ない場合にも複数の改善案があります。広告自体の見直しのほか、ターゲティング設定、入札価格などが影響している場合もあります。以下を参考に見直しましょう。
≫広告のクリック率を上げるには
広告が1種類しかない場合
広告が1種類しかないと、画像や訴求の良し悪しを比較できません。 比較したい要素を決めて広告を追加しましょう。
クリエイティブ(画像・動画)を簡単に作成できるツールを利用すると、簡単に画像の作成が可能です。
≫LINEヤフー Creative Labで作成する

この期間にやること
- 広告・画像別のクリック数を確認して、改善策を試す
- 広告が複数入稿されているか確認する
- 必要なら画像または訴求の異なる広告を追加する
目安:8~14日目 クリックが成果につながっているか確認する
この期間のゴール
クリックが発生したら、そのクリックが購入、申し込み、問い合わせなどの成果(コンバージョン)につながっているかを確認します。
画像や広告をクリック率だけで判断せず、次の順番で確認しましょう。
コンバージョンが少ない場合は広告やリンク先ページだけを見直すのではなく、その前段階であるインプレッション数とクリック数も確認しましょう。
まずは成果を判断できるだけの配信量とクリック数を確保し、そのうえで広告、リンク先ページ、ターゲティングなどを改善することが大切です。予算消化が許容範囲を超える場合や、計測・配信の不備がある場合は、先に設定を確認し修正を実施しましょう。
この期間にやること
- コンバージョンが獲得できているか確認する
- クリック後のページに問題がないか確認する(ランディングページの改善)
- 広告・ターゲティング・デバイス別の成果を比較し、何か成果につながっているかを把握する
目安:15~21日目 結果を確認し、改善を1つ試す
この期間のゴール
ここまでの実績から、成果が出ているかだけでなく、成果が出ていない原因を確認します。
すぐに配信を停止するのではなく、「配信量が足りない」「クリック後に課題がある」「特定の設定に費用が偏っている」などに切り分け、改善を1つ試しましょう。一度に複数の改善を実施すると、何が効果に影響したかが分かりにくくなります。設定変更日や変更内容、次にいつ効果を確認するかの変更記録も重要です。
確認する項目
- インプレッション数とクリック数
- コンバージョン数とコンバージョン単価
- 広告・画像別の成果
- 費用の配分と予算の消化状況
この期間にやること
成果につながっている広告と、効果が出ていない広告を切り分け、改善が必要な項目と、さらなる拡大が可能な項目で分けましょう。
- 広告成果判断に必要なIMP・クリックがあるか確認する
- 改善する項目を1つだけ変更する
目安:22~30日目 改善後の結果を確認し、翌月の運用を決める
この期間のゴール
15~21日目に試した改善の前後を比較し、翌月も継続する設定、再度改善する設定、停止する設定を決めます。
パフォーマンスが改善した場合
パフォーマンスが改善し、さらに配信を拡大したい場合は、コンバージョン単価を確認しながら、予算、入札価格、ターゲティングの範囲などを段階的に調整しましょう。
まだ判断材料が少ない場合
改善後の配信期間が短い場合や、インプレッション、クリックが少ない場合は、判断に必要なデータがたまるまで改善した設定を継続し、次に結果を確認する日を決めましょう。
十分なデータがたまっているが効果が出ていない場合
判断できるだけの費用やクリックが発生し、改善後も成果につながっていない場合は、成果の低い広告や設定の停止を検討します。効果が出ている広告に予算を寄せていきましょう。
運用改善に関するご質問やお問い合わせもサポートセンターで受け付けています。
≫お問い合わせ方法を確認する
この期間にやること
- 改善前後の結果を比較する
- 継続・再改善・停止する設定に分ける
- 翌月の予算と目標を決める
まとめ:現在の状態から次のアクションを確認しましょう
現在の配信状況に近い項目を確認し、次に行う改善を決めましょう。
| 現在の状態 | 最初に確認すること | 次に行うこと |
|---|---|---|
| IMPが少ない | 審査、配信設定、予算、入札、ターゲティング | 配信できる状態を整える |
| IMPはあるがクリックが少ない | 広告・画像、訴求内容 | 比較する広告を追加する |
| クリックはあるがCVが少ない | CV計測、広告とLP、ターゲティング | 原因を1つ選んで改善する |
| CVはあるが配信量が少ない | 予算、入札、配信対象 | 成果を確認しながら段階的に拡大する |
| 改善後も成果が出ない | 許容CPA、費用、クリック数 | 継続・再改善・停止に分ける |
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